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【39】頭でっかち

私は早く…

ケイの言ってるような内容と同じようなことを。

詳しくはっきり話している人から

わかりやすく知りたかった。

だっていつも、ケイは最後に、
私が、なんとなくわかってきた瞬間に

「俺の世界ではね?こうだと思うけど。
他の人の世界ではどうかわかんないよ?
だって、これ、俺の世界の話だもん。」

と、言って私を混乱させるのだ。


でもラッキーなことに
もう私は、わかりやすく話している人たちをYouTubeで見つけていた。

ケイが前に言っていた
【クリエイティブモードの地球】

その地球で軽やかに生きるには…

まず、私たちにも軽やかさが必要になってくる…

今まで使っていた重たい感情や、重たい考え方、概念。
そいうものを、手放していこうと思うようになっていた。

それでも。

心配、不安、自己嫌悪などなど…
今までの癖で、つい、たくさん使って…

(まだ、全然手放せてないじゃん…)と、反省会の毎日だった。


そんな私についに…

いつもは自分からそういう話をしないケイが

「ね。もう、今はそういうの聞くのやめたら」
と言ってきた。

「なんでよ。がんばろうと思ってんのに。」
と答えると。

「ほら。がんばってんじゃん。やめなよ。」と。

「頑張って何が悪いのよ。
いいよね。ケイはもともと、感覚でわかってるんだから。
ママはこうして、がんばってわかろうとしてるの」

完全に、ケイに八つ当たり。

それでも、ケイは冷静に

「じゃ、なんのために見てんの?」と。


「え。軽やかになるために。
その方法を学んでるの」

ケイ
「軽やかになりたいんでしょ?
なのに、一生懸命、深刻になって、
ため息までついてんじゃん」

確かにそうだけど…
せっかく、わかり始めてたのに…
と落ち込んでる私に

「せっかくわかってても、それができないなら。
実践しないんだったら。
もう、見ない方がいいってこと」

まったくー。
次から次に、厳しいことを言うやつだ。

だんだん腹がたってきた。

それがわかったケイはこう言った。

「俺だって、意地悪で言ってるんじゃないよ。
『わかっちゃいるのに…』てやつだよ。
わかってるのに、できないんだったら、まだ、知らないほーがましなんだよ。
だって落ち込まないで済むでしょ?」

黙っている私に、ケイは続けてこう言った。

「知って、わかって、それができた!」

ならいいけどさ。

「知って、わかった。それでも、できない…。」

なんて、落ち込むだけじゃん。

それって、めっちゃ重たい感情を生むよ?
重さを手放して、軽やかになりたいのに。」

何か言い返したかった私は、
ケイが正しいってわかっていたけど、

「でも!できるようになりたいし、知りたいんだもん!」

と聞き分けがないことを言った。

すると
「ママー。あのねぇ」
とあきれたようにケイは話し続けた。

「知るなとは言ってないよ。
YouTube見るなとも。
ただ、【今は】休憩したら?ってこと。
ゆっくりのペースがいいんだよ。」

そして、私にわかりやすく深呼吸をしてこう言った。

「もっと、リラックスして。
知識は、消化するまで時間がいる。

まだ消化してないのに、じゃんじゃん入れるのをやめた方がいいってこと。

『知識の取りすぎは、毒になる』っていうじゃん。

なんだそれ?言わないか。

まぁ知らんけど」

いつものように、ケイは最後、またはぐらかした。

「とにかく、深刻になりすぎていいことは1つもないよ。」
と言われ、なんとなくわかった。

最初は、ひとつひとつ。


知らなかったことを学んだ瞬間は嬉しかったんだから。

その通り生きたら、どんな風に自分や世界が変わるかわくわくしたんだから。

その、せっかくのわくわくを「深刻さ」で失くしていた。

少しずつ、チャレンジしていこう。

リラックスして…
自分を責めないで…



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