副反応なの？

先週の金曜日、長男(中1)がワクチン接種2回目だった。
1回目は接種部分が少し痛むくらいで済んだが、今回はどうだろう。
中学生のお子さんを持つママ友に聞くと、2回目は発熱や倦怠感、頭痛などの副反応が出たとのこと。

私自身も2回目は37度後半の発熱があり、腰や背中が痛くて眠れず、倦怠感、頭痛もあった。
同日に接種した夫はいっさい何もなかった。
(私達は皆ファイザーです)

接種した本人以上に緊張し、何度も「体調変わりない？」「だるくない？頭痛くない？」とたずねる、くそめんどくさい母親。

接種したのは午前中で、夕方、ちょっと熱測ってみようかなと自分で言い出して測ってみるも、36.8。
彼の平熱だ。
食欲もあるし、どこも痛くはない、だるくもないと言う。

私の生理痛の方がよっぽどつらく、夕ごはんを食卓に並べたら、薬を飲んで即横になる。
まもなく薬が効いてきて復活(ありがとう、イブ！)「変わりない？」「大丈夫？」の質問をまた始めてしまう。

その晩も、発熱するのではないか？全身の痛みで眠れないかもしれないと、夜中、ドアの隙間から子ども部屋をのぞいて市原悦子になる。

翌日の長男は、いつも通り起床。発熱もなし。
打ったところは少し痛いけど、1回目より痛くないとのこと。よかった、よかった。

私が次男と所用のため出かけ、数時間後に戻ってくると、横になっている長男の姿が目に飛び込んできた。

「ど、どうしたのっ！！！」

「いや〜、YouTube見過ぎて疲れたからさぁ」

熱測ってみた？
うん、36.8。
頭、痛い？
そうねー、そう言われると痛い。あと、なんとなく身体が重い……。

クリニックから処方されていた解熱鎮痛剤(カロナール)を飲ませると、つらさが軽減されたと言う。

金曜の接種日から土日を過ごし、月曜の朝、

ピンポーン(チャイムの音)

元気に登校した数分後、戻ってきた長男。

「ど、どうしたのっ！！！」

忘れ物しちゃってさー。自学ノート。
どこ？
机の上。
取ってくるからここ(玄関)で待ってていいよ。

階段を駆け上り駆け下り、猛ダッシュで、彼のノートを取ってくる。

「お母さん、ありがとう。オレのうっかり。本当にごめんね。いってきまーす」

気をつけてね、もし副反応かな？みたいなことがあったら、すぐ先生に言うんだよと送り出し、数分後、

ピンポーン

えっ……！
また戻ってきた……！！！
「どうした？具合わるいの？？」

あ、あのね、体操着、要るんだった、今日。

体操着ね、了解。
ダッシュで玄関にお届け。

「お母さん、ホントにホントにぜんぶオレが悪かったよ。ごめんね、朝からすごい迷惑かけて。いってきまーす」

◇◇◇◇◇◇

(私への)反抗期真っ只中の長男。
こんなに素直な「ありがとう」「ごめんなさい」を聞いたのが、久しぶりだった。

あの子が私にちゃんと御礼を言ったり、自分の非を認めるなんて……やっぱり具合悪いのかしら？と心配していると、
夫は
「副反応だな」
とひと言。
副反応なら、すぐ抜けちゃうよね。


幸いなことに、その後も体調に変化なく、いつも通りに過ごせています。
普段は忘れものしないので、彼にしては珍しい出来事でした。どこかぼーっとしていたのかなと思います。

※見出し画像は次男(小4)作のゲゲゲの鬼太郎と目玉おやじです。「お母さんの noteに載せて欲しい」と頼まれました。パワーってどういう事だろう（笑）

お読みいただき、ありがとうございました。