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カフェのメインビジュアル制作(ClientWorks)

(制作過程 公表許諾済)

鹿沼市の隠れレジャースポットレイクウッドリゾートさん。
「majoの家(カフェ)のマップを作りたい」
最初は別の画家さんに声がかかったらしいのですが、
その画家さんに「こういうのは芦刈さんがピッタリでは?」
と推薦して頂いたのがご縁でした。紹介ありがとう!

そしてヒヤリング
『依頼内容』
地図を描いて欲しいというご依頼だったが
手にとってそれを頼りに散策する為の物ではなく
店のコンセプト、雰囲気を伝えるアート。だそうだ。
チラシとホームページに使用。

『好みのタッチ』
古い地図や海賊の地図のようなもの。
白黒でスケッチ的な手描きタッチを希望

魔女と言っても色んな魔女がある。
イラストレーターの認識とクライアント様のイメージが
違う可能性がある
ので、すり合せる
「ファンタジーの魔法使いとしての魔女?
 それとも薬剤士、占術士としての魔女?」
「インテリアやメニューなど魔女的なものはありますか?(PRする部分)」
「お店の中でこだわってることはありますか?」
など、他にも雑談でも気を抜かない。
店主の趣味嗜好を読みとり、メモをとる。

そして敷地内を取材。写真撮影。大量の写真を撮って帰宅。

敷地内にはたくさんの建物があるのですが、
目立たせたいのは一つ。majoの家だけ。
で鉛筆でラフ作成

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魔女をどこに配置するか。
左上のmajoの家のフレームにレイアウト?
いや、構図を活かそう!
魔女が家に帰ってきて、それを見下ろしている。という設定にしよう。
「どうでしょうか」
「芦刈さん、建物が違います。あと古地図のように端っこめくって下さい」
建物多すぎて間違えちゃった。
そしてホームページにはこっちしか載ってなかったので、うっかり。
雰囲気と方向性は良いそうです。

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下描き兼ねた修正。前回曖昧だった他のモティーフも描いて位置の確認


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OKが出たので背景とモティーフを別々に描く
一緒に描いても修正は出来るが別にしたほうが修正、調整がスムーズ

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そして右下
魔女をあえて紙の枠からはみ出すことにより
物語の中に入りこむような演出にする。
左上フレーム部分、
「物語のような世界観」と仰ってたので、
本にしてみたらどうか?

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フレームに戻して下さい」「はいっ!」
提案が通らないこともあります
本の方が良かったんちゃうかなぁと後で思うのは嫌なので
とことんこだわる!手描きだけどイカス。majoっぽい要素も入れる

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そして何度も調整を重ねて完成!

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デザイナーさんが説明文を入れるために丁度良いスペースを空けたり
絵を描き込みつつも、文字やモティーフは背景に埋もれないように、
浮かないように。と気を配りました。

そして完成したものもとても好評で喜んで頂きました。
カフェに来たお客様がお土産に持ち帰ってくださるそうです。

栃木県鹿沼市の隠れ家。釣りのスポットとして人気らしい?

レイクウッドリゾート majoの家
栃木県鹿沼市の隠れ家。
こんなところにこんな自然豊かなスポットがあったとは!
と打ち合わせ・取材のとき驚きました。
釣りのスポットとしても人気らしいです。

こういう白黒の描き込みペン画描いてると
嫁に「今日は漫画家のお仕事ですね」と言われるw

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