漫画ができるまで(あしかこの場合)
漫画を描く方々の参考には全くならないのですが、興味のある方がもしかしたら世界のどこかにいるのかもしれないと思い、あしかこが漫画を描くときの手順など記していきたいと思います。
進捗報告も兼ねまして。
まず私が漫画を描こうとした時、適当なノートにストーリーのアイディアやセリフまわし、コマの構図や用意しなければならないデータや資料等(背景としてはめ込む写真とか、調べなきゃいけないことなど)を、どんどん書き出していきます。
これは何回か書き直して、整えていきます。
今回はA5の方眼紙で。
次に、これを元にして、白い紙にコマ割りと大体の人物絵、構図などを入れていきます。
背景とかは文字で「駅、人混み」とかいうレベル。
紙サイズはA6。
紙が小さいのは、バッグに入れて持ち運んで、ちょっとした時間を見つけて作業するためです。
何回も自分で最初から通して読み、自分以外の読み手にもわかりやすい流れになっているか、場面の切り替わりは自然か、状況説明が足りないところはないか等、紙なので切って入れ替えたり、足して繋げたりします。
ほぼ工作。
これをやることで総ページ数もわかります(逆に、ここまでいかないと総ページ数がわからない。
それからついにパソコンを開きまして、まずは全ページを白紙で作り、全ページに文字(セリフとナレーション)を配置して確認し、それから表紙を抜かした1ページ目から順に、下書きを水色の鉛筆で描いていきます。
もう紙のほうで構図を決めてありますので、パソコンではいきなり細かく描きます。
後のペン入れで「どの線が正解だっけ?」と迷わないように、できるだけスマートに描くことを心がけて…。
画像は2ページ目のパソコン画面。
簡易的に名前+数字を付けて保存しています。
表紙は、最後のお楽しみ的な感じだったり、タイトルが決まらないと表紙の構図が決められないのもあって、まずは描かずに残します。
タイトルをつけるのが難しくて、最後の最後まで決まらないのですよね、私ってば。
いくつか候補を出しておいて、全部描き終わってから最適なものを選んでつけます。
今回の漫画は30ページです。
ここからは、
①パソコンでの下書きを30ページ終わらせる。
②すべてのページの人物ペン入れ。
③すべてのページの背景ペン入れ。
④ベタの箇所を決めて塗る。
⑤トーンを貼る。
⑥タイトルを決定し、表紙を描く。
という流れになります。
そして、肝心の進捗状況ですが…
①のパソコン下書きの、5ページ目です(笑)
まだまだ先が長い~!!!
ただ、私が一番時間がかかってしまうのが②と③で、④からはわりと早いので(パソコンでトーンを貼るのは、ぬりえみたいなもの)、頑張って山を越えたいと思います。
以上、漫画ができるまで(あしかこの場合)でした。