お習字―お道具
今回はお道具について書きます。私は初心者なので、特にお道具に詳しいわけではありません。あくまでも、自分がどのような道具でお稽古を始めて、どのようにお稽古に行っているのかのご紹介です。
筆
(左)一休園 浮草 二号
(中)翠祥堂 清和 五号
(右)京都龍枝堂 登龍門 中
筆の中心には「命毛(いのちげ)」があります。まずはこの命毛が線の中心を通るように心がけてください - 先生
墨
墨はこれです。摺ると、硯とこすれるなめらかな感触が気持ちいいです。ほのかなお香のかおりがします。
硯
硯はこれを使っています。お義母さんがむかしお習字のときに使っていたものをお借りしています。かなり使い込んであり「丘」(墨を摺るところ)はだいぶへこんでいます。
下はうちの家にあった古い硯です。これで練習をはじめたのですが、少々小さすぎて頻繁に墨を摺らなくてはならないので、今はしまってあります。
壺の形の意匠のようです。右のフクロウのような形のものは木製の蓋です。
文鎮
かぼちゃの形をしています。うちの奥さんが貸してくれました。お習字を始めたら、うちの中から意外といろいろなお道具が出てきて驚きました。やはり日本の家ですね。なにかとあるものです。
水差し
水差しには少々苦労しました。はじめはうちにあった水滴や小さな水差しなどを使っていたのですが、水がうまくポタポタと落ち、しかし横に垂れず、しかも筆を洗うときにはすーっと水が出るものが見つからず。とうとう崎陽軒のシュウマイに付いてくる醤油さしまで試してみました(これは意外と良かったですが)。
最後は先生に相談したら、お教室で使っている水差しの古い使っていないものをひとつ下さいました。これはとても嬉しかったです。しかもこの水差しは完ぺきで、きちんと一滴づつ水が出るのに、横に垂れず、しかも筆を洗うときはすーっと水が出ます。
もう50年くらい前に買い求めたものらしく、どこから来たものか憶えていらっしゃらないそうです。
下敷
下敷は普通の呉竹の黒いフェルトです。ちょっと厚手のモノが欲しかったので、これには満足しています。大きさはちょうど半紙のひとまわり大きいサイズです。
お手本フォルダ
始めてすぐに気がついたのは、お手本がすごい勢いで増えていくということです。お手本は大切な財産なので、きちんと収納しておきたいと思い、このフォルダを買いました。
PLUSのB4サイズのクリアファイルです。
こんな感じでお手本が収まっています。
お道具入れ
お教室に持っていくお道具を入れるのに、うちの奥さんがこんなファイルを貸してくれました。お義父さんがどこかの会合でお土産にもらってきたものだそうです。本革で重いですが、なかなかしっかりした作りなので助かります。
こんな感じのお道具にお付き合いいただきながら、まいにちお稽古しています。
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