未だに学歴社会だと嘆く人たちがいるのだが、本当にそうなのだろうか。
もちろん、学閥のある組織であれば、それはそうなのだが、自分が製造業を渡り歩いたからの印象なのかもしれないが、働いていて学歴が話題になって不利益を被ったことは、ここ15年の社会人生活において、ただの一度たりとも、なかった。私は大学は中退だ。それを口にしなければならない状況は仕事上では未だに皆無だ。
これは製造業が成果主義にどうしてもなってしまうからかもしれない。女子の入社を慎重になるという話を今でもよく聞くのだが、noteでも書いてきたが、製造業においては女子は積極的にほしい。
他業種で女子がほしくないのは、女子は結婚・出産で辞めてしまうからという理由で、昔から言われていることと今も何ら変わらなかった。ここがやはり製造業と違うところで、精神的に病んで鬱になって女子よりも早く男子が辞めてしまう。なので、離職に関するリスクは、男子の方が高い。女子のメンタル面はなかなかだと思う。
製造業ではないのだが、世界的に有名な企業の人事部に先輩がいて、実情を聞いたことがある。
毎年、何万人というエントリーがあり、本当に能力のある人間を一人ずつ見定めたいのが本音だが、時間も金も掛かりすぎて到底できないので、学歴でフィルタするしか術がない。
と愚痴をこぼしていた。東大卒、京大卒、であろうが、仕事ができないやつはできない。新卒採用は博打に近い。学歴が高ければ、仕事ができるかもしれないという期待値が高くなるだけで、その保証が何もないからだ。
本音では、新卒採用はやめてしまって、完全に実績のある中途採用だけを行いたいと言っていた。中途採用の場合、高卒だろうが、中卒だろうが、学歴での差別は一切なく、実績でのみ判断するからハズレがまずないそうだ。
自分が学生時代、大手企業ほど、学歴重視なのだと思っていて、大学を中退したときは、かなりの覚悟で社会へ出たが、仕事をするとよく分かるが、如何に利益を出せるか、会社に貢献できるか、なので、過去の学歴が良いからと言って、それがそのまま金になるのではないので、社会に出た瞬間に、またリセットされて全員が同じスタートラインにつく、これは当たり前のことだった。
成長企業ほど、人材の何が大事なのか、やはりよく分かっている。当たり前か。
学歴に自信のない学生らは、学閥に甘んじて自動的に金が入ってくるような死んだ企業を選ばなければいい。
新人は、学歴は無視されることをよく知っておいた方がいい。サラリーマン時代、東大卒や京大卒で、何人も、仕事ができないやつらはいた。こいつらは、とても不幸で、学歴が高いのに何で仕事ができないのか、と会社に思われてしまって、評点が、他の人よりも印象が悪く余計に低くなってしまう傾向があった。
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