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小石川植物園

昨日、お花見🌸に行った小石川植物園。
思いの外、奥深かったので、今日は続きで小石川植物園をご案内しようと思います。

まず、印象的なのが、入り口から坂道を登ると見えてくる大きな建物。こちらが本館です。
存在感があり、デザイン的で落ち着いた佇まいが歴史と由緒を感じさせます。

本館は、内田祥三(うちだよしかず)設計 で1939年(昭和14年)に完成しました。
研究室、事務所の他標本約70万点、植物学図書約2万冊があり、研究に活用されているそうです。
残念ながら、こちらは非公開。

写真の中の手前の緑の奥に、ブルーシートが見えますが、これは屋台が出ていたから。。。

本館前で、お花見に来た人達向けに唐揚げなどがいい匂いを放ってました😊

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さらに、少し先を桜の木沿いに歩くと、
右手に立派な公開温室がみえてきます。
今回は、お花見メインだったので中には入りませんでした。
でも、後で調べたらかなり立派!!
機会があったら今度はこちらにも入ってみたいな💚

公開温室では、熱帯・亜熱帯地域に生育する植物を中心に約2,000種を、地域や生育環境で6室に分けて展示しています。

乾燥地帯の植物、世界の有用植物、シンボルツリー、琉球列島や台湾などの東アジアの植物、小笠原の植物、ラン科植物等各部屋にそれぞれのテーマで展示しています。
また、温室の前庭には明治期の姿をとどめた噴水池、および旧温室の遺物である煉瓦基礎のボイラー室竈・アーチが配置されています。

冷温室では、高山植物や冷涼な環境に生育する冷温帯の植物を中心に約400種展示しています。また、今まで夏の暑さで栽培しづらく展示できなかった植物も、冷温室にて展示しています。
冬季は冷房による環境管理をしていないため、自生地の環境よりも暖かく、開花期はかなり早くなる見込みです。

また、この温室の前にレアな木を発見しましたよ!
ニュートンのりんご木です。

物理学者ニュートンが、リンゴが木から落ちるのを見て「万有引力の法則」を発見したという逸話になったあの、りんご🍎の木です。

ニュートンのリンゴ
ニュートンの生家にあったその木は接ぎ木によって、イギリスだけでなく、アメリカ、ドイツ、スウェーデンなどの科学に関係ある施設に分譲されて育てられています。 

植物園の木は昭和39(1964)年に英国物理学研究所長サザーランドから日本学士院長柴田雄次に贈られた枝を接ぎ木したものです。 この枝はウイルスに感染していたので、植物園で隔離栽培しウイルス治療を受けた後、昭和56(1981)年に園内に植え出されました。 
その後、本園から日本国内の研究所や植物園、学校などに接ぎ穂が分譲され、「科学の心を育てる記念樹」として親しまれています。

これ以外にも、遺伝学の基礎を築いたメンデルが実験でつかったメンデルのブドウや
1896年に、裸子植物のソテツに精子が存在することを初めて明らかにした、東京農科大学助教授、池野誠一郎博士が研究に用いたソテツ株(分株)など、
この植物園では、貴重な植物を多く見ることができます。

個人的には、こちらの方に私は惹かれました。
クスノキの巨木です。
椿の木がまるで、ガードするように周りを覆い、その中にひっそりと、どっしりと立っていました。

優しく生命を育む巨木。
しっかりご挨拶とお礼をしました。

巨木はこれ以外にも沢山ありました😊
巨木散策目的でここを訪れるのもいいかもしれません!

階段を下るとこれまた、おしゃれな歴史的建造物に遭遇しました。旧東京医学校本館 です。

旧東京医学校本館 
日本庭園の一隅に国の重要文化財に指定されている旧東京医学校本館があります。 東京大学関係の現存する最古の建物で、明治9(1876)年に建築されたものです。 昭和44(1969)年に本郷構内よりこの場所に移されました。 現在は総合研究博物館小石川分館として利用されています。
こちらも残念ながら一般公開はしていません、

日本庭園を通り、ぐるっと一回り。
ゆっくり散策したら、2時間以上はかかります。
私はお昼食べたり。写真撮ったり、
午後のひとときをめいっぱい楽しみました。

明日は、分類標本園で見つけたユーモラスな
植物をご案内します🌸
お楽しみに〜💕

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