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「虎に翼」雑記帳📺 第47話
寅子が見た様々な表情。
「君もそういった薄っぺらなことを言うのだな」と口元を歪ませる桂場。泣き笑う寡婦の花江。「この国を破滅させる気かな」と言う神保教授。笑顔で対峙する久藤。
桂場にとって今までで一番気に食わない、寅子らしからぬ無難なスンとした答えに対して比例するかのようにひん曲がった口元。桂場なりに寅子に期待しているのだ。彼女がどう「法の世界」を変えていくのか。
花江は親友であり亡き兄の嫁だ。寅子の苦労もわかっている。ただ病死した優三と違い、直道が殺された戦争の相手国も交えて仕事をする寅子に複雑な感情もある。それを飲み込んで生きていくしかない女性の1人だ。
GHQに提出する新しい民法の改正案を巡り、久藤は早急な女性解放はかえって女性に対して不利なのではと危惧し、神保教授は古き良き家制度をなくすとこの国は破滅すると訴える。
2人とも穏やかな口調で笑みさえ浮かべているが、その笑顔が逆に怖い。
(2024年6月4日放送 47話)