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新型コロナで進化したサービス

新型コロナの影響が長期化する中、自粛ばかりもしていられないということで、各業界では逞しく新たな取組みがスタートしている。特に「これはいいアイデアだな」と思ったサービスをまとめたい。

1.タクシーで荷物搬送
 タクシーの利用者が減少し経営が難しくなっていることなどを受け、国土交通省はタクシーで食料品などの配送を認める特例の措置を始めた。(申請が必要)タクシーの利用者が減る一方、飲食店では食料品や飲み物の宅配の需要が高まっている。料金については、タクシー会社と飲食店などが個別に交渉して契約し、そのうえで配送業務が始められる。

---2020/4/29追記---
 アメリカでは、配車サービスを運営するLyftが、食料品やレストランフード、衣料品などの生活必需品をオンデマンドでデリバリーするサービスをローンチしたと発表している。同サービスを利用すればドライバーは収入の機会を以前と同じように得られる。同社が広告を出すと、12万人のドライバーがオンデマンド型宅配サービスのドライバーに申し込みがあったという。

2.ANAの客室への貨物の搭載 
 マスクや防護服などの医療品を中国から日本へ運ぶ際、1便当たりの搭載量を増やす取り組み。床下の貨物室のみで運ぶ場合に比べて、最大約1.4倍の貨物を運べるとのこと。今回国土交通省航空局(JCAB)から客席への貨物搭載も認可されたことで、客席にも貨物が積めるようになった。世界的に旅客便が大幅に運休する中、国際航空貨物は医療関連物資の輸送ニーズが高まり、搭載スペースが不足していた。

3.ドライブスルー八百屋
 外食産業の売上が激減する中、飲食店向けに青果を栽培する全国の契約産地でも商品が余り、このままでは多くの野菜が廃棄となってしまう危機的状況。一方一般消費者からは、「スーパーマーケットは接触が不安だ」「ネットの注文は送料がかかるし、すぐに届かない」そんな声をうけて、接触を極力無くし、野菜を販売するのが「ドライブスルー八百屋」だ。商品は、ドライブスルーの要領で下車することなくトランクにスタッフが積み込みを行ってくれる。

販売するのは、新鮮な野菜を詰め込んだ「もったいない野菜セット」。
価格は、5000円(税込)でお米、玉子なども入っている。

現在は、東京都大田区、千葉県野田市のみで開催していたが、大盛況のため、北海道、静岡、大阪、神奈川、埼玉、名古屋などへも展開予定とのこと。

*2020/4/28追記
大阪市生野区にお目見え!

*2020/4/29追記
 大手百貨店「高島屋・柏店」で始まったのは、野菜と果物のドライブスルー販売。利用者は前日の午後3時までに電話での予約が必要で、野菜33種類、果物7種類から注文し、予約した時間に駐車場で車から降りずに支払いや受け取りができる。

✳︎2020/5/1追記
   イオンリテールは、1日から羽生店(埼玉県羽生市)でネットスーパーとドライブスルーの機能を掛け合わせた新サービス「ネット予約店頭受け取り」を始める。

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