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mmhmm(ンーフー)がもたらすweb会議の未来〜正直この体験は久しぶりにワクワクします!〜


このおじさん、実はみんながよく知っているEvernoteの創業者で、今はAI関連企業支援スタジオAll TurtlesのCEOを務めるフィル・リービン氏である。このリービンが7/7に発表したエフェクト追加アプリ「mmhmm」がすごい。Zoom、Google Meet、YouTubeなどの動画システムで使えるおしゃれでかっこよく、使い勝手がすごく良さそうな機能が満載だ。

今秋一般公開の予定で、現在招待制でプライベートβユーザーを募集中。(僕もエントリーしました)まずはmacOS Catalinaをサポートしており、今後モバイル版とWindows版もリリースする計画だ。

アプリ名の「mmhmm」は、米国人が「ふむふむ」というような時に発する音で、リービンは「ものを食べながらでも言える名前が大事なんだ」とふざけたことをいう。面白いおじさんだ。新型コロナでずっとWeb会議システムで仕事をしてきたリービンは、「正直言ってWeb会議システムの体験は好きじゃない。箱に頭をつっこんだまま、コラボもできなければプレゼンも効果的にできない」と不満を持ち、この不満を解消する目的でmmhmmを開発したという。やっぱり、「必要は発明の母」なのだ。

◯mmhmmの素晴らしい機能ベスト3
 詳細は、上記のYoutube動画を見てもらいたいのだが、僕がこの動画をみて衝撃を受けた機能について3点ご紹介したいと思う。

第3位 透明になる

6.リービンの不透明度を下げる

フルスクリーンにした図やグラフを説明しながらも、自分の存在を残す。その表現方法として、小さくワイプで残すということはではなく、不透明度を下げることができる。斬新な表現方法だと思う。

第2位 かっこよく大きさが変わり、小さくなる

4.小さくなるリービン その2

リービンの大きさが変幻自在に変わる。僕がよく使うZoomでは、画面共有した場合、共有したエクセルやブラウザーなどが全画面表示となり、自分自身は端の方に小さな小窓で表示される。全画面表示した画面と会議に参加中の自分は完全は別々のエリアにポジションしている。しかし、mmhmmではテレビのニュースキャスターのように共有している画面でプレゼンターであるリービンが一体化している。オシャレだ。

第1位 小さくなって、透けて、移動する(グラフ上の存在へ)

7. 不透明度を下げ、小さくし、場所を移動!

上記の3と2に加えて、移動して飛び回ることができる。このリービンのように、共有しているグラフの注目して欲しい箇所を小さく透けている自分が指をさすこともできる。この表現ができれば、いろんなことができそうだ。

そのほかにもパワポの代替となるかもしれないDinamic Decksや、違う場所にいる2人のプレゼンターが同じ画面を共有操作できるMultiplayerとか、iphoneとairplayで画面共有ができたり、とにかくワクワクする機能がたくさん入っている。

◯まとめ
 今回のmmhmmはこの秋のリリースを目標としているようだが、間違いなく他社も、この路線のアプリをリリースしてくるだろう。ビデオ会議室の選択肢×エフェクト追加アプリの選択肢で組み合わせがすごく増えそうだ。これを非対面営業やセミナーに活用すれば、ライブ以上の迫力と臨場感でオンラインを楽しむことができそうだ。しかもこのエフェクトの操作の習熟した人が現れ、プレゼンテーターとコンビを組んで配信するようなビジネスも出てくるのではないか。

孫さんの決算発表とか、TEDとか、このmmhmmでどんな表現になるのか見てみたい。

この方向は加速していきそうだ。

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