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人と時空が違うことに気づいた

以前、人と暮らすのかどうか問題を書いた。
その後、ひょっこり?うっかり?共同生活が始まった。
1週間たって、見えないストレスが溜まっていることに気づいた。

楽しいは楽しい。でも何かが溜まっている。

いろいろ辿っていくと、ペースの違いが一番のストレスだと気づいた。
一番は食事について。

何を食べるか、どうやって作るか、いつ作り/食べ始めるか。
人の分を作るのは何の問題もない。
ただ相手に合わせて食事時間を変えるとか、のんびりした相手の料理を待つとか、私にはとても難しい。

同居人は、”一般的”なペースよりだいぶスロー。わたしはだいぶ早い。真逆。
だから、ご飯は作るけど一切待たないで自分のペースで作って食べることにした。1週間3食例外なく。
料理や食事は私にとって栄養補給であり、1日の間のクリエイティブの時間だ。とても大事で、切実な問題。
人と作る/食べる楽しさを知ったからとって、叶わない。

実際にバラバラにしてみて、詰まった息が通ったような感覚があった。

思えば、会社員の時も「なんで半分の業務時間で同じことができるのに毎日勤務しなければいけないんだろう」と本気で思っていたのは、人と時空が違うからだ。
例えば人が1時間話すところを、15分で十分だと思ってしまうことがある。
それは興味がないからとか、人といるのが苦痛とかではなく、時間の密度の感覚と、同じ時間で受けとるものの分量や質が違うんだと思う。

2人だったら、「それぞれのペースで暮らす」で解決する(あくまでわたしたちの場合は)。でも組織や集団ではそうはいかない。
普通より遅くても早くても居づらい。

そうかーーーー時空が違うのかーーーーー。
今話題のドラマの、時代が違う人たちが話すようなものだ。

すっきり。
だから独立したんだ、自分のペースで動けるように。
なかなかそれでもベストは見つけられてないけど。

ペースの合う友人に話したら、「むしろ今気づいたの」という顔をしていた。
でも100年生きるとしたら、だいぶ手前で気づけてよかった!

今日も安心してクリエイティブ(料理)ができる。

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