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人に出会い続ける、営業の仕事

Enterprise Salesという大手企業相手の営業をしていました。

営業の仕事を、私は「良さを伝える」仕事、そして「相手を見る」仕事だと捉えています。

勧めるものが良いものだと思っていないと(or思い込んでいないと)そもそも"媒介""伝達"の意味をなさないし、
相手の組織や人を捉えていないと(ニーズ/タイミング/社風)、サービスがハマらないからです。

そして売る以前に、営業はコミュニケーションおよび交渉のプロだとも思っています。
なので何かを売る、クロージングする以外にも、

-情報を聞き出してくる
-適切な価格を探ってくる
-キーマンを見つけてくる
-上層部が交渉しやすいよう地ならしをしてくる
-社外と良いチームをつくる

こんなことで頼れると思います。
感情論とロジカルシンキングを駆使して、"やってみようよ"の人たち。

そして何かと大変さが目立つ職業ですが、"興味があれば"営業を極めることでの人生へのプラスはいくつもあります。
(そもそも私の当初のモチベーションは、人生のいかなる交渉ごとにも対応し、大事な人を守るためのスキル作りでした)

-搾取されない・しない、全人類とフラットな関係を築く力。
-共通のゴールを設定する、チーム感の醸成、相手の非ロジカルさを見抜く/自分のロジックを高める、妥協案の探り方、言い切る/やり切る胆力。
-人を見る力。電話/対面の数秒で少なくとも好き/そうじゃない、誠実/そうでないが分かる。
-新規開拓が苦じゃない。好奇心をパッと実現する実行力がつく

一方、SNSとCtoCプラットフォームを活用した直取引が増えてきて、"販売する""仲介する"だけの仕事の必要性はいよいよ問われてくる。

いわゆる御用聞き、アナログな作業人員としての職業の価値は、やりがいも単価も低く残念ながら誰も得しない。
そんなに頻繁に高い交渉力やコミュニケーションが必要なのか、収益の出る高単価商材はそんなにあるのか。

日々色んなニュースを聞いていて、思想から事業が生まれ、その時のビジネスモデルと収益構造から従業員の給与・働き方・価値観が決まっていく。どれかが時代遅れになったからといって、どれかだけを入れ替えようとしても、結局時代にあった思想からビジネスを作り替えないと無理が出てくる。
だから新規事業、新しいビジネスモデルは必要なんだと思いました。できるだけ若い世代が中心となった。

話が逸れたけど、人に出会い続ける仕事は面白いです。
関係ないけど、昨日購入した岡本太郎さんの本が衝撃的でした。
良い週末を。

ロックでアートな言葉たち


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