怒りはシールド。大切なものを守るためにある

私はいまいち怒りが分からなかった。
自分には怒りなんてないのでは?と思っていた。
昔は怒っていたけど、ある日から怒らなくなった。成長したのかな?と思っていた。

でも怒らなくなってから苦しみが増えた。
それで分かった事についての記録。

怒りは防衛機能


怒りっていうのは盾であり鎧であり剣。

シールドを強化するエネルギーというか、正当な防衛のために必要。

怒りは憎しみじゃない。
怒りは爆弾じゃない。
周囲にいる人を傷つけるためのものじゃない。

周囲の人を守るためのもの。

怒りをなくす必要なんてない


怒らないようにする事が大事だという風潮もあるけど、
そんなものは理不尽に怒りをぶちまけたり、
弱い人を見つけて攻撃するような人や、
抑圧して怒りが自分に向いてしまう人のためにある思想。

ちなみに、怒りを見ないようにしたり抑圧しても消えない。
後から出てくるか、自分に向く。
後から出るとキレる老人になったり、怒りを向けやすい人に感情をぶつけたりする。
あと、鬱になったり。

自分に怒りが向くと、自分に罰を与えるようになる。
自分が幸せになる事を許せなくなったり、自己否定したり、支配的な人の言いなりになったり。

怒りをなくすなんて方向性に進む必要のない人が、きっとたくさんいる。
もっと怒りを感じた方がいい人がたくさんいる。
自分の怒りに気がついた方がいい人がたくさんいる。

怒りがあるから大切なものを守れる


怒りっていうのは、自分なり大切な人、大切な物を守るためにある。

ここからは私の領域だから入らないで!
これは私の大切なものだから傷つけないで!
という主張のために怒りは必要。

怒りはシールドエネルギー


怒らないようになると境界線がなくなる。
シールドが薄くなる。

境界線がなくなると、大切なものを攻撃されて、要らんものを入れられたりする。

物理的にも精神的にも。

怒りが問題なんじゃない。
怒りの表現方法に問題がある人がいるだけ。

この世界において、無駄なものなんて何一つない。
とよく言われるが

怒りなんてめちゃくちゃそれ。
という感じ。

なくしたら地球がうまく回らなくなるよ。と神様もきっと言っている。

怒りって大事。

怒りを感じないっていう人は我慢が癖付いている人が多い。

普通の人が怒るような事に対しても受容してしまう人が多い。

優しい人が多い。


怒りを感じない人は支配しやすい


怒りを感じない人や怒らない人は、人の大切なものを奪いにくる人にとっては都合の良い人でもある。

鍵開けっぱなしの豪邸みたいなもん。

まともな人は、人の家の中に入って金目の物を盗もうなんて思わないけど、

鍵開けてるなら中に入って盗んでもいいでしょ。っていう倫理観の人もいるのがこの世界の現実。

もしくは、欲しいという思いをコントロールできない人がいるのがこの世界の現実。

悲しいけど。


今の世界で怒りをなくすのは危険


人のものを奪う人がいる世界では、怒りをなくすなんて危険だと思う。

すごく嫌な例だけど
自分の子どもを他人に殴られて、
そういう事もあるか。自分も悪かった。
とヘラヘラとしていたら大問題。

怒りがある事で、こういう時に子どもを守れる。

怒らないようにするのが必要な人は、こういう時にその子どもに怒ったりする人。
帰って家族に怒るような人。

殴った人を見て勝てそうにないと判断して怒りを呑み込み、誤った対象に怒りをぶつける人。

怒りが悪者になっているのは、怒りの扱いが下手な人が多すぎるから。



怒りは無駄な感情なんかではない

怒りが厄介な感情なのではない。
抑圧すると厄介になるんだけど、それはここではいい。

扱い方。
表現の仕方。
伝え方。
それが難しい。

例えば今の日本も
他国にいらん武器?なり戦闘機なりを買わされている。
どんどん侵入されて大事な物を奪われて、要らんものを入れられている。

国だと例が広すぎるけど、
社会や家庭でも似たような構図になっているという話を聞く事がある。

怒る事もダメなような気がして、怒っても無駄なような気がして、
なんでもかんでも許して、時代に沿って共存する事が大事なような気にさせられている。

共存するためにも、他者の領域を故意に荒らさないこと、尊重する事が大事なのに、
共存するには理不尽な要求にも呑まないといけない。
世界はそういうものだ。と
都合の良いように挿げ替えられている。


しかもそれに怒らない。

めちゃくちゃ都合いい。

支配する側からしたら最高だと思う。
ターゲットに選んで大正解だと思う。

怒りが湧くという事は大切なものがあるサイン


怒りっていうのは攻撃のためにあるんじゃなく
自衛のためにある。
大切なものを守るためにある。

怒りが湧いたという事は、そこに何か大切にしたいと思うものがあるという事。


大切なものをちゃんと守れる人であるために、怒りは大事だし、

適切に怒りをつかうためにも
大切なものを知ることも大事。

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