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お陰様で。で人を怒らせた話

先輩とグループ会社の朝礼に同行した日 

朝礼が始まるまでの間、オフィスの隅に立っていると 
1人の40代くらいの男性が私に話しかけてきた 

「最近、どうですか?」 
 
最近??? 
どうですか??? 
何のこと???? 

私の頭はフル回転して 

私の会社のことか! 

と導き出したので 

「はい。 
最近はコロナの影響もあって、以前よりは契約数は下がってしまったのですが、 
そういった状況でも、皆さん頑張っています!」
 
 
と返答した瞬間、 
さっきまでにこやかだった男性の表情が 
一瞬で曇って、目つきが鋭くなった 

男性は凄く低いとんがった声で 

「そこは『お陰様で。』だろ。」 

 
と言い放って、自分の席に戻っていった。 

私は冷や汗をかいて、鼓動も早くて 

やっちゃった…

と思った。 

この後、同期と先輩にこの話を相談するけど 
2人とも、「お陰様で。」と返すと思う。 
と言った。 

この時は自分がASDとは知らなかったので 

はぁ…社会人常識ってみんなどこで身につけてるんだろう… 

と悩んでいました。 

そして、この経験は今でもフラッシュバックして 
心がチクチク、ドキドキします。 

そのくらい声をかけてきた男性の表情と声が怖かったんだろうな…  
『お陰様で。』が言えなかった自分が悔しかったんだろうな…

ASDだと知った今。 
この出来事を思い返してみても、 
こういう人にはASDって伝わりにくいんだとろうなと思います。 

ちょっと悲しくなってきたので、今日はこんなオチのない感じで 
おわらせていただきますね

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