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下位6%の値 WAIS-IVの中身 ~処理速度~

いつもお読みくださり、誠にありがとうございます。「スキ」を入れてくださった方に感謝いたします。

このたび、note名に「(群指数差54)」と付け加えさせていただきました。この群指数54という数値を生み出した最も原因が、今回のWAIS-IVでもっとも低かった処理速度の群指数です(前回のWAIS-IIIでは同様に最も低かったのが処理速度でした)。健常者(定型発達者)の方ではまず考えられないような低い値です。

WAIS-IVの記事、今回は4つの群指数最後の「処理速度」についてです。今回は作図部分がございましたので、一部有料とさせていただきます。

WAISで測る処理速度とは?

処理速度は、とらえた情報をアウトプットできるように脳内で処理して、アウトプットする部分にあたるところです。

人間は、何かの動作を行おうとするとき、脳から神経に指令を伝達し、手や足、口などのさまざまな筋肉を動かします。処理速度は、このプロセスに深く関わっています。

また、一般的にいう手先の器用さや、運動神経の良さもこの部類です。

もちろん、スポーツや仕事での細かい手作業に限られず、パソコンのキーボードや、テレビゲームの操作といったなど、仕事上や生活、趣味上のタスクを片付ける速さ、さらには、顔の筋肉をスムーズに動かして滑舌よく話せる速度など、あらゆる分野に関係してくると思います。

今回も、自分のIQは77でした。

健常者(定型発達)者のコミュニティのなかで生活にするにはかなり厳しい値です。特に、集団行動が求められる普通学校(筆者の中学生時代までは、特別支援学校というものはありませんでした)や障害者雇用ではない会社では、非常に厳しいです。

制限時間内に簡単な筆記を行うことで診断

この処理速度の検査は、今回の検査では4日目に行われました。検査技師の方から貸してもらえる鉛筆を使った書き込み式で行います。


ここから検査の内容を細かく見ていきます。(一部ネタバレ箇所がございますので、ここから有料とさせていただきます。今後検査される方は、検査結果が正確に出るよう、ご注意くだされば幸いです)。図がなければイメージがつきにくい問題ばかりなので、こちらでサンプル例の問題図を作成しました。

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