子供が発達障害だと、どこに頼れるの?

子供が発達障害の傾向があった時、頼れるべき機関(プレイヤー)の全体像を知っておくことは大切です。
全体像を理解しておくと、受けられる支援の抜け漏れが無くなり、支援体制に安定感が出てきます。
私の経験から頼るべき代表的な支援機関を紹介します。


➀医療機関

子供が発達障害(その傾向)があるか、正式に判断をするのが医療機関になります。

知らないと意外に思われと思いますが、多くの医療機関は療育を行わず、診断だけになります。

医療機関は診断で、その後の、療育は後述する行政・民間の施設にバトンタッチされる構図が一般的です。

療育において、医療機関の重要な役割は、発達障害の診断書の発行になります。

療育施設で、子供が療育を受けるには行政(地区町村)が発行する受給者証が必要になります。
その受給者証を取る行政手続きのために、医師の診断書が必要になります。(地区町村によって不要なところもあるみたいでした)

言い換えれば、受給者証の発行に診断書が必要な地区町村にお住いの場合、診断書が無ければ多くの療育施設で子供がそもそも療育が受けれません。

そのうえ、発達障害を見る小児精神科は数が限られており、新規受付を制限している医院も多く、実は診療にかかれないorかかるのに数か月時間がかかることが一般化しています。

ですので、お子さんが発達障害かな?と思ったら、即座に通院できる医療機関を探し予約を取りましょう。

➁療育施設

療育を実施する機関になります。
行政(地区町村)と民間が運営する療育機関が存在します。
療育施設にも、SST(Social Skills Training)、運動療育、音楽療育 等療育の主テーマが異なるので、自分の子供にあった療育施設を選ぶ必要が出てきます。

いずれにせよ、発達障害の疑いがあれば、まずは行政の療育機関でアセスメントをもらうことが多いと思います。

行政、民間の療育機関共に満員に近く枠が取れないことが多いです。
特に、午後、夕方近い時間は幼稚園帰りの時間と重なり特に枠が余っていません。
我が家は共働き世帯なので、時間のやりくりには大変苦労しています。

行政・民間を入れると多数の療育施設があるので、通える療育施設を早めにピックアップし、医療機関と並行して探していくのがお勧めです。

どの療育機関が良いか、療育機関をどう選ぶかは、また、違う記事を書きたいと思います。

➂特定相談支援事業所

子供の療育プランや、どういった療育施設が良いかをまるっとアドバイザリーしてくれる機関になります。

意外に特定相談支援事業所を、知らなかったもいるのではないでしょうか。
私も知ったのが、療育施設から1年経ったくらいで、”もっと早く頼ればよかった…”と思いました。

特定相談支援事業所は各自治体で認定されている事業所がある(各自治体のHPに記載されています)ので、そちらから依頼することになります。

長い付き合いになるので、複数の特定相談支援事業所に相談をして相性のよい事業所を選ぶのが良いでしょう。

➃保育園・幼稚園

療育を専門にはしませんが、療育機関からのFBを連携し実施をお願いすることになります。

自分の場合は、保育園にも事情を説明をして、療育機関からの子供の接し方のFBを保育園に連携したことで、子供の発育スピードが上がりました。

また、療育で取り組むテーマを考えるために保育園・幼稚園での子供の困り毎を把握するため連携がとても大事になります。


以上、子供が発達障害(疑い)であった時の頼るべき支援先になります。
早い段階で、各機関に問い合わせて安定した支援体制を構築していきましょう。


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