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Road to 茂呂史生講演会 #28 カサンドラ状態と治療院選び

このnoteは、10月29日に開催する茂呂史生さんの講演会当日まで毎日更新されます。

過去記事は、こちら😃 講演会詳細は、文章の最後に

カサンドラ症候群と治療院選び

先日書いたカサンドラの呪いからの、気づき

⚫︎カサンドラ症候群のバリエーション


ASD(自閉症スペクトラム症)の方の、パートナーや家族が心身の不調をきたす状態

コミュニケーションや、情緒的に相互関係を築くのが難しくなり
身近にいる人が、不安や抑うつなどの症状が出るというもの

ASDの方の症状によっても、症状は千差万別であるということは
パートナー側の状態によってもまた千差万別ということ

軽度の不調から、日常生活を送れないレベルまで

かなりバリエーションが想像できる。

⚫︎症状をおさらい

自律神経失調症に準じた不調が起こる。

偏頭痛
不眠
めまい
体重の増減
自己肯定感の低下
無気力感
慢性疲労
パニック障害
抑うつ傾向
etc

⚫︎身に覚えしかない

鍼灸やマッサージ、カイロプラクティックなどの施術を提供する環境にいる方はわかると思うが、自律神経失調症に準じた不調というのは、割と頻繁に来院されるケースが多い

もちろん、「カサンドラ症候群です」とは申告されることは、うちでは今までないのだが

お話を聞いている中で、カサンドラ症候群を思わせることはこれまで幾度となくあった。

身に覚えしかない

「未熟だからだよ」と言われるかもしれませんが、ストレス要因として家庭の問題があることは理解できていて、そのストレス要因からのダメージを減らすべく話すことはあれど

カサンドラ症候群と、結びつけて症状を考えたことがなかった。
家庭など環境から受けるのストレスですね止まり

今回の発達障害キッカケで、紐ついた

要は、症状の改善に尽くすわけだが思った以上に効果が続かない

いわば、バケツに穴が空いた状態で水を注ぎ続けていたようなものだ

⚫︎だからといって何ができる

諸症状の改善に尽力する。

本当にこれだけでいいんだと思うし、職務は全うしている。

カサンドラ症候群を疑ったところで

家庭環境に、口を出すことはないだろうし
簡単に、心療内科の受診を勧めることも機会は多くないだろう
(信頼関係構築の結果としての可能性はある)

ただ、それだけでいいのだろうか??

治療院でできることは、諸症状の改善に尽くすことと

話を聞くことじゃないだろうか??

不調の原因があるのならば、その話を聞いて
承認して、少しでもダメージを減らすヒントを伝える。

要はカサンドラ状態の呪いが解ける時間を提供するということ

院のスタイルにもよるが、話す時間があればそれが鍵だし
心身症状の改善が両立できる可能性がある。

ここは、ある種の発達障害と鍼灸マッサージの可能性につながる部分とも言える。

⚫︎どこに行けばいい

ここで、ふとよぎったのは

どんな治療院に行くのがいいのか問題

自身にカサンドラ症候群の自覚があるのであれば、心療内科や、メンタル系を押し出してる治療院が選べるのだろうけど

無自覚な人が、慢性疲労や、頭痛をきっかけにいく場合は症状から調べるので
地域によるが、なんとなく合いそうなところや口コミのいいところにいくのであろう

その時に「合わない」「そうじゃない」と思ったら転院を我慢しない方がいい
自分の求めている「快」に忠実であることの方が重要

紹介など含めても、数打つ他なさそうではあるが

⚫︎原因を決めつけてくる

心身不調の原因を、身体に委ねすぎないタイプの治療院の方が対応できそうだと仮説が立つ

例えば、自律神経失調症の原因を「骨盤の歪み」というスタイルの治療院を選んだとしよう

カサンドラ症候群の疑いがある人が、「その不調の原因は骨盤の歪みです」と言い切られたら

逃げ場がない、的外れの正論みたいなのに落ち込む
本当にカサンドラのようになってしまう可能性がある。

正論からの、生活指導、強いメンタルになるためになる話、ポジティブになろう系トークはキツい

バケツの穴が大量に空いているのに、バケツの歪みのせいだって言われ続けてしまうと、別のタスクを積まれて逆に苦しくなるケースだ

身体症状のせいにするパターンがはまらないというわけではないが
その時良くても、なんかそうじゃないって感じがあるんだと思う

合わない、そういうことじゃないって思ったら

思い切って、身体以外の切り口を持っている別の治療院を探した方がいい

その際、すごそうとか有名とかよりも、合う合わないを大事にしてほしい

余計なストレスを増やさない方がいい

⚫︎まとめ

きっと自分の院でも度合いはたくさんあれど、カサンドラ症候群の人の話を聞いていたんだと思う。

バケツの穴を塞ぐために、できることはするのも大切だが

穴を広げない配慮は、少なくとも持っておかないと

時に、正論は暴力にもなりかねない

これを知ったことで、改めて配慮を意識してできるようにしていきたい。

まず話してもらえる、信頼関係を築くことが大事よね。


そして、身体の問題のみで改善されるなら
それは、それでいい

ただ、気持ちの問題、メンタルが弱いみたいな切り捨て方はキツいから

合わなかった顧客をリピート率のために囲ってきてるなと思ったら

さっと手を切ればいい、外でストレス増やしたら

元の木阿弥

ここは我慢しなくていい

講演会詳細

申し遅れました、HealthConnect合同会社 関口満といいます。
(日本体育大卒/鍼灸師/あん摩マッサージ指圧師/柔道整復師/アスケア治療院院長)

今回弊社で初めての講演会を主催いたします。

共同代表の鷹巣晃助と共に、一人でも多くの方に聴いていただきたくてて、今回70名入れる会場を抑えました。(現在50名の参加)

満員で、当日を迎えたいので、ご興味ある方いらしたらお声掛けください
シェア、リポストも嬉しいです😃

10月29日ユニコムプラザさがみはら にて

世界を変える子供たち 著者 茂呂史生さんにご登壇いただき
「発達障害は才能である」をテーマに、お話しいただきます。
また対談「発達障害と鍼灸マッサージの可能性」を企画しています。

このnoteは、開催当日まで毎日更新します。

開催に至る経緯、企画趣旨と準備や決定後からの変化など

どこかのタイミングで興味を持っていただき、ご参加、共感、協賛いただけたら嬉しいです。チラシの配布先も募集中です☺️

チラシ設置協力(敬称略 設置順)

アルド治療院(青葉台)
licoco(青葉台)
東京有明医療大学
ラクダハウス(藤沢)
JOY go round(相模大野)
はり灸治療院クオーレ(多摩センター)
アネックス鍼灸院(川越)
東京衛生学園専門学校
日本鍼灸理療専門学校
エキープカフェ(青葉台)
Lucu(田奈)

講演会は事前登録です

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ハリフトローラー(Welt鍼灸院 高橋幸資先生) 

共感いただける方、応援したい方はお声掛けください
個人法人問わず、一度お話しさせてください
今回だけで終わらず、今後も社会と健康をつなぐイベントを開催していきます。

お問い合わせは、HealthConnect合同会社 関口・鷹巣に各種SNSよりご連絡ください

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