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Road to 茂呂史生講演会 #15 梅切らぬバカ

このnoteは、10月29日に開催する茂呂史生さんの講演会当日まで毎日更新されます。
過去記事は、こちら😃

世界を変える子供たち 著者 茂呂史生さんにご登壇いただき
「発達障害は才能である」をテーマに、お話しいただきます。
また対談「発達障害と鍼灸マッサージの可能性」を企画しています。

梅切らぬバカ


自閉症を扱った映画ということで早速見ました。

梅切らぬバカ 和島香太郎 監督


塚地武雅が演じる自閉症の50歳の息子と
加賀まりこが演じるシングルマザーの物語

これは、見る人によって随分と感想が変わるのではないだろうか?

全く触れてきてなくて、興味を持った方は今回講演会の主題である「世界を変える子供たち」を読む前と、後で見え方の違いを感じてほしい

知らないと、かわいそう、孤立、社会と共存などの大きな物語の軸が中心になるが

本での知識でも、見え方が変わる

世界を変える子どもたち 発達障害という才能を最高に輝かせる方法 (信長出版)
これを読む前と、後でも映画の感想が変わるので二度見がおすすめ


特に、塚地演じる忠さんの行動や、母との関係、地域のジレンマこの辺りは大きく変わる

「知る」ことが、いかに大事かわかる
講演会も、対談もこうありたい

行動


視点として50代男性で、自閉症 大柄 大きな音が苦手

馬が好き、時間に対するこだわり

物語が進むと、忠さんのルーティンが崩れる
自閉症の度合いにもよるが、ルーティンが崩れるのを嫌がる人が多い

そして環境変化の場面(引越し)がくる

すかさず母の珠子さんが、同居からグループホームに引っ越した際に「お腹を壊すかも」と下痢を示唆するセリフがある

環境変化のストレスでの下痢は多いようだ

また、自宅では周りが合わせてくれていたものが、ホームだと集団生活で我慢のタイミングがくる。ここに強いストレスを感じるシーンが印象的

発達障害を持つもの同士で、ルーティンの違いで揉める

題名の梅を切るシーンも、色々なことを示唆してる

母との関係


シングルマザーで占いを自宅でやっているため、常に目の届くところで生活してきた親子、茂呂さんの著書にもあるが5080問題(50歳の子供を80歳の親が養う)を描かれている。

ぎっくり腰のシーンは、特にその限界を見て取れる
100kg超えそうな塚地を、か細い加賀まりこが支えるのだ


そして、主観的だが過保護と捉える距離感

爪を切るシーン、寂しさを表すシーン

ここが難しい部分で、社会に出てルーティンが崩れることでストレスを感じるのは、母が行き届きすぎると居心地良すぎて変化に耐えきれない描写じゃないかと

個性を活かし、カスタマイズされた生活は、外界に出ると崩される環境にあるとすると

ここの許容範囲の考え方も、すごく課題感がある。

あとは、母亡き後の心配は尽きない、、、

地域のジレンマ


地域コミュニティとの、軋轢はいくつも出てくる

引っ越してきた隣人と梅の枝について揉める
乗馬の厩舎との関係
グループホームと近隣の関係(騒音と行動)
ある事件からの抗議行動
中立の自治体

これらの一部は「知ること」で解決ができそうではあるけど

一筋縄では行かないだろうと見ていても思う

人里離れた環境では、生活や医療を受けることの難しさ
都会過ぎれば、人口密集の中での共同生活の軋轢
地域性やコミュニティの濃度も大きく関係しそう

大きな旗を振ることが正義でも正解でもなさそうで

個別案件は、力がないとすると

地方自治体って、どうすることが
みんなを生きやすい地域にできるのかって、本当に流動的だ

鍼灸と提案


日常生活から、鍼灸やマッサージでのケアで、下痢への対応や、ストレス緩和の一端を担えたら、生きやすさのお手伝いになるのではないだろうか?母の梅のエキスが飲めなくなったら選択肢として鍼灸やマッサージがあってもいい

また、ぎっくり腰で大きな体躯の人の介護は大変なので訪問などのお手伝いも理解のある外部に頼めるといいのかもしれない

この映画で、少し日常が垣間見れたので対談の映像が少し見えてきた。

桜切るバカ、梅切らぬバカ、事情や場面によって表現は残酷だ。
きっと僕は、梅を切れないし、埋め切れない

次回 リアルフェイスズ Kさん

講演会詳細

申し遅れました、HealthConnect合同会社 関口満といいます。
(日本体育大卒/鍼灸師/あん摩マッサージ指圧師/柔道整復師/アスケア治療院院長)

今回弊社で初めての講演会を主催いたします。

共同代表の鷹巣晃助と共に、一人でも多くの方に聴いていただきたくてて、今回70名入れる会場を抑えました。(現在40名の参加)

満員で、当日を迎えたいので、ご興味ある方いらしたらお声掛けください
シェア、リポストも嬉しいです😃

10月29日ユニコムプラザさがみはら にて

世界を変える子供たち 著者 茂呂史生さんにご登壇いただき
「発達障害は才能である」をテーマに、お話しいただきます。
また対談「発達障害と鍼灸マッサージの可能性」を企画しています。

このnoteは、開催当日まで毎日更新します。

開催に至る経緯、企画趣旨と準備や決定後からの変化など

どこかのタイミングで興味を持っていただき、ご参加、共感、協賛いただけたら嬉しいです。チラシの配布先も募集中です☺️

チラシ設置協力(敬称略 設置順)

アルド治療院(青葉台)
licoco(青葉台)
東京有明医療大学
ラクダハウス(藤沢)

参加は事前登録です

スポンサー募集

共感いただける方、応援したい方はお声掛けください
個人法人問わず、一度お話しさせてください
今回だけで終わらず、今後も社会と健康をつなぐイベントを開催していきます。

お問い合わせは、HealthConnect合同会社 関口・鷹巣に各種SNSよりご連絡ください

お読みいただきありがとうございます お気持ちは、【スポーツと体育をアップデートする】活動に活用させていただきます。