私はどうしてこうも面倒な奴なのか

これは、最近わたしがよく思うことだ。

彼といる時だけ、自分はあまりにも素直じゃなくて、面倒な奴になるのだ。

クリスマスプレゼントを交換するか否か話し合った時のこと。

私「クリスマスプレゼントどうする？」

彼「去年は交換しなかったね」

私「そう、だから今年もなしでいいかなって。ほら、誕生日はお互い渡してるじゃん？」

彼「うーん... じゃあ、気持ちだけ渡させて」

私「え！あ、じゃあ、どれぐらいの金額のものにするかまた教えて」

私は彼の言葉を聞いて、たしかに嬉しかったのだ。

自分からプレゼント交換をしなくていいと提案していながらも、彼がクリスマスプレゼントを渡したいと言うのを聞いて、心が躍ったのだ。

つまり、本当は交換するのもいいと思っていたけど、自分からは言いたくなくて、彼からそう言ってほしかったのだ。

なんて面倒なやつなんだろうか。

自分から交換しようと言えばいいものを。

わざわざ、彼の言葉を期待するなんて。

そういえば、こんなこともあった。

私「1年記念日って何かした方がいいのかな？」

彼「うーん、何もしなくていいんじゃない？
　　ちょっといいお店にご飯行くとか？」

私「みんなは何かしてるのかな？」

彼「ご飯行くとかぐらいじゃないかな？」

"何かした方がいいのかな？"

こんな言い方をすれば、
まるで面倒だから何もしたくないみたいに聞こえるではないか！

しかも、家に帰ってから早速一人でちょっといいお店を探したりしている。そう、消極的な態度を相手に見せながらも、実際には喜んでその行動力を発揮しているのだ。

27歳にもなって、
どうして素直に喜びを表現できなかったり、
言いたいことを遠回しにしか言うことができないのか。
どうしてこうも自分は面倒で天邪鬼な奴になったのかと、飽き飽きしている。

でも一方で、こうも思うのだ。

可愛げがない性格だけれど、
彼といる時に面倒な自分が出現する度に、彼のことを好きなんだろうなと実感する。

好きだから、相手の言動に期待するし、
好きだから、相手からの配慮や情を感じたい。

この面倒な性格の現れは、私なりの好きという感情表現なのかもしれない。

頼るのも甘えるのも下手っぴで、
その場で素直に感情表現をすることはできないけれど、いつか相手に伝えれればそれでいいや。自分なりにできる表現ができればそれでいいや。

とりあえず、そんな風に開き直って考えている。