『解夏』

愛しているから別れない。

愛しているから別れよう。

双方の想いがそれぞれ正しい。

しかし、立ち位置で真反対になる。

泣けるくらい切ない。

最初から目の見えない人と、途中から見えなくなった人とでは杖の位置と歩き方は全く違うそうだ。

途中から見えなくなった人の方が一度見えていた世界を知っているので恐々と歩くらしい。

どちらが良いのかどうかはわからない。

でも確かにそうはなるだろうな、とは思う。

僕も見えなくなったらおっかなびっくりで歩くだろう。

解夏

もしも自分の目が見えなくなるとしたら、最後に観たいものは何だろう。

そんなこと考えたこともなかった。

地球の最後が来るとしたら最後に食べたいものは何だ？

そんなのは友人とよく話したけど。

見える事が当たり前で、見えなくなるなんて思った事が無かった。

【全巻無料】解夏 - 上田 愛子,さだまさし | 女性向け漫画が読み放題 - マンガ図書館Z

みなさんはどうですか？

最後に何が見えたら良いですか？

恋人と別れようと思いますか？

恋人の目が見えなくなるとしたら、ずっとそばにいますか？

正直、僕はその場にならないとわかりません。自信がありません。