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毎週日曜に教会で祈ることと、毎朝LINEで占いをチェックすることは、似ているのかもしれない

また投稿の下書きが、累々と積もっている。
「俺の屍を越えてゆけ」と後押しされながら、
さっき思いついた記事を書く。

ほぼ日課のない自分だが、ひとつだけそれに近いものがある。
占いのチェックだ。

毎朝LINEで送られてくる、
石井ゆかりさんの星占い。

不吉なことは一切書かれない、
やさしさがきらきら満ちあふれた占いである。

うっかり占いを妄信する人でも、
「うっ、読むんじゃなかった・・・」
と一日を負の方向に引っ張られるリスクもない。

逆に、というか、
良い兆ししか書かれていない占いの言葉を
そのまま信じることで、
良いイメージをもって一日を迎えることができる。

たとえばこんな感じ。

★今日の占い(本日10/1)

双子座は希望がむくむくわいてくるかも。「これをやり遂げたら、次がある」みたいな未来。

獅子座はすごくいい波が来る感じの日。これまでも何度かいい波が来ていたけど、今度のはすごいぞ、みたいな。

蠍座は「この忙しさにはこういう意味があるんだな」みたいなことが分かるかも。
あるいは、自分自身のメンテナンスが必要だと気づき、行動を起こせるような日。

日によって書き方が違うのも、
ゆかりさんの占いの楽しさだ。

★今日は「朝から昼間」→「夕方以降」でいこう

双子座は「個人的納得」→「普遍的理解」。

蟹座は「甘え合う」→「託し合う」。

獅子座は「任務完了」→「デート」。
★今日はみじかくいこう

乙女座は「細かいタスクをざくざくさばく」。

射手座は「信じているから信じてもらえる」。

山羊座は「スケールのでかい貪欲は愛」。

朝のテレビの占いは信じないけど、
石井ゆかりさんの占いは
信じた方が良い一日になるので、
積極的に信じることにしている。

こういう利用の仕方、
宗教を信じることと、似ているなーと思った。

♰   ♰   ♰

中高6年間、キリスト教系の学校に通っていた。
それまで身近に「敬虔なキリスト教徒」
などいなかったので、
宗教に身も服装も住居も捧げている
「シスター」なる存在が不思議でならなかった。

恐れを知らない思春期の私は、
敬虔なカトリック信者であるシスターに、

「なぜキリスト教を信じているんですか?」

と、言った瞬間に舌の根も、
魂も抜かれそうな禁句をぶつけた。

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シスターはしかし、慈悲深いほほえみで答えた。

「信じることで、よりよく生きられるからです。」

占いと宗教とを重ねる浅はかな私は、
こう脳内変換する。

「信じた方が、よりよい人生を送れるからです。」

♰   ♰   ♰

宗教を選択するときに、教義の正しさで
比べるのはたぶんナンセンスで、
この宗教のほうが、より正しい、
みたいな価値観は争いしか生まないだろう。

この教義を信じて生きた方が、
自分がいいなと思える生き方ができそう、
という価値観で、選択的に選ぶという
信じ方もあるんだなーと感心した記憶がある。

(勝手な解釈だけど)

さて、今日は忙しくてもそれに意味を見出すか、
自分をメンテナンスするためのアクションが起こせる一日だ。

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