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博多弁がしゃべれない福岡人

ほかの地域の方々からすると、福岡人というと博多弁をしゃべるイメージがあるのではなかろうか。

福岡生まれ福岡育ち。20歳になるまでずっと福岡で暮らしていた私だけど、博多弁はしゃべれない。

なぜなら、福岡といっても北九州市の人間だから。
北九弁(北九州弁)をしゃべる地域の人間だから。

「北九州市」がピンと来ない方のために分かりやすく伝えると、九州の中で一番北にある都市、と思っていただけるとよい。

あとは、毎年成人式でド派手な新成人が登場することで話題になる街だ。
なお、この記事のヘッダーに使わせていただいたのは今は亡きスペースワールドという遊園地の画像で、かつて私も参加した成人式の会場として使用されていた。

有名人だと、ロバートの秋山さんと馬場さんが北九州出身だ。
以前は「ロバート秋山さんの口調が北九弁だよ」とひとに話すことがあったが、最近は北九弁をあまり使われていないかもしれない。

博多弁と北九弁、どのくらい違うのかって説明は難しいけど、イントネーションが違うかな。博多弁は西寄り、北九弁は東寄りというか。
ほかには、博多弁で有名と思われる「ばり(とても)」とか「よか(よい)」とかはほぼ使わないかな。
逆に、語尾につく「~と?」とか「~けん」とかは同じように使う。
まぁ、ひとくちに北九弁と言っても地域によって微妙に違うんだろうけど。

ではここで、とある有名なセリフたちを北九弁に変換してみよう。少々強引だがこんな感じになる。

“パンがなければケーキを食べればいいじゃない”
パンがないんやったらケーキ食べればいいやん

“あなたは死なないわ、わたしが守るもの”
あんたは死なんよ、あたしが守るけん

“お前はもう死んでいる”
きさん(貴様)はもう死んどる

“誰かを助けるのに理由がいるかい?”
誰かを助けるのに理由がいると?

“人間が生きものの生き死にを自由にしようなんておこがましいとは思わんかね”
人間が生きものの生き死にを自由にしようなんちおこがましいっち思わんかね

私は自分の方言、北九弁が大好きだった。
でも、東京にいると、自然と標準語を使うようになってしまったな。
地元に帰ったり、地元の人間としゃべるときは方言に戻るんだけど、方言を話すとなんかスッキリする。
別に、無理して標準語を使っているわけではないし、標準語を使っているときにストレスを感じることもないんだけど。方言で話すとストレス発散になっているような気がするのだ。
方言がある人には共感してもらえるんだろうか?この感覚。

…この記事で何を伝えたかったんだっけ?わかんないや。
まぁとにかく、すべての福岡人が博多弁をしゃべるわけじゃないよというお話でした。
ちゃんちゃん。

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