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シチュエーション別!地震発生直後にとるべき行動!

こんにちは!朝プロ新入生、ぴちぴちの18歳りくです!最近は真夏ばりの猛暑が続いていますね〜。私はサウナと化した自室の暑さに耐えかね家を脱出、最寄駅のスタバで優雅にチョコレートティーケーキフラペチーノを飲みながらこの記事を書いております。「これから真面目な防災記事を書く奴がいるべき環境じゃないだろ!」と思った読者の皆様、どうかお許しくださいませ…。クーラーが故障してるんです…。まさに火炎地獄なんです私の部屋…。

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↑優雅な午後を過ごす筆者の様子


まえがき

さて、つまらない雑談はここまでにして早速本題に。今日のテーマはずばり
「シチュエーション別!自分の命を守るため、地震発生直後に取るべき行動!」です!

…ここで何人かの読者の皆様の頭には、一つの疑問が芽生えられたことと思います。「なんかいつもよりテーマ、普通じゃない?」と。これまで尊敬すべき先輩方や同級生方が、それぞれ独自の切り口から個性的で面白く、ためになる記事を書いてこられた中で、まさかのど直球でありがちな普通のテーマ。「そんなこと言われなくてもわかってるわ、新人はすっこんでろ、もっと面白いテーマで記事を書きやがれ」という皆様のお怒りもよーくわかります。ごめんなさい。
しかしです、地震発生時には、1分1秒ごとに瞬時に判断し、行動していくことが求められます。そのためには、当たり前のことこそ何度も学び直し、完璧に頭に叩き込む必要があるのです。「うっせえわ、めんどくさい」と言う読者の皆様の声もごもっともですが、今回ばかりは私の顔に免じて我慢していただければと思います(土下座)。もちろん私も、皆さんに楽しんでいただけるよ、個性も取り入れつつ、わかりやすく勉強になる記事作りを心がけてまいります。それでは、早速参りましょう!


Situation.1  自宅編

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・テーブルやベッドの下に潜る
※なければクッションなどで頭を守る
・揺れがおさまったら火の始末
・慌てて戸外に飛び出さない
・揺れがおさまったらドアや窓を開け逃げ道を確保
・スリッパや厚手の靴下で足を保護
・避難時にはブレーカーを切り、ガスの元栓を閉める

 
まずは最もオーソドックスな自宅編。ここに書いてあることは、どんな環境にも応用できるものばかりです。
まず、揺れている間は身を守り、行動は大きな揺れがおさまってからするようにしましょう。火の後始末なども、状況によりますが揺れがおさまってからにしましょう。
脱出時、ドアや窓はゆがんで開きづらくなっている可能性があります。臨機応変に対応しましょう。自宅にバールなどを用意しておくと効果的です。また、ブレーカーやガスの元栓を切ることは、焦っていると忘れてしまいがちです。大火災を防ぐため、とても重要なので注意しましょう。

それでは次のシチュエーションです! 

Situation.2  深夜編

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・布団などにくるまり頭を守る。
・移動時、暗闇では、散らばるガラス片などで怪我をしないよう注意する。
・寝室には倒れそうなものを置かない


もし深夜帯、寝ている時に地震が発生した際は、いつも以上に移動に注意を払う必要が出てきます。寝起きで意識がぼんやりする中、危険物の散乱する暗闇を移動するのはとても危険です。細心の注意を払って行動しましょう。
私事で恐縮ですが、筆者は朝が弱く、毎朝親に叩き起こされてぼーとしながら学校に通っています。災害時のことを思うとめちゃくちゃ不安になります。
おまけに筆者の部屋には物が溢れかえっています。地震が起きた時を想像すると、机や棚や衣服やゴミの下敷きにされる気がしてきました。帰ったらちゃんと掃除して、スマートでイケメンな部屋作り、目指そうと思います‥

さて、ここからは場所が屋外へと移ります。どんどん参りましょう!


Situation.3 路上編

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・手荷物などで頭を守る
・柵や自動販売機などから離れる
・オフィスや繁華街などでは、窓ガラスや看板などの落下に注意する‥
・橋には倒壊の危険が。上からはすぐに避難する


 災害時、路上にいる場合も非常に多いパターンです。事実、東日本大震災の際、当時小学2年生の自分がいた場所も路上でした。その際私は、反射的に近くの鉄柵?的な物につかまって揺れを凌ぎ、近くのお婆さんと「すごい揺れたねえ」とか呑気に話していました‥。が、今思うとこれは非常に危険な行動ですね。絶対に真似しないでください。一歩間違えば柵の下敷きになっていたかと思うと身が震えます。
 また、仮にオフィス街にいた場合、無数のガラスが時速40キロから60キロのスピードで降り注ぐといわれています。いや怖すぎますね‥頭を手荷物などで守りながら避難しましょう。

 ここからは後半戦。よりマニアックな例をいくつか取り上げます。まずは地下鉄編です!

Situation.4 地下鉄編

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・吊り革や手すりにしっかりつかまる
・停電になっても焦らない
・絶対に勝手に外に降りない

 地下鉄に乗っている時に地震が起こったら、暗闇の中、多くの人々と一緒に監禁されることになります。集団心理でパニックに陥ったり、適切な行動を取れなかったりする可能性が高いです。焦らず落ち着いて行動しましょう。
「いや、停電して暗闇になったら焦るだろ」とおっしゃる皆様の意見もごもっともです。しかし、基本的に地下鉄には非常灯がついています。明けない闇はありません。落ち着いて手すりや吊り革を掴み、緊急停止の衝撃に備えましょう。
 また、指示があるまで絶対に外に降りてはいけません。地下鉄の外には高圧電流が流れている場合があり、勝手に降りると感電死します。もう一度言います。死にます。じっと駅員の指示を待ちましょう。

 続いては車の運転中に地震が起こったケースです。自動車免許を取った・取りたいとお考えの大学生の読者様、必見でございます。

Situation.5 運転編

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・急ブレーキせずに徐々にスピードを落とす
・エンジンを切り、揺れがおさまるまで外に出ない
・カーラジオなどで情報収集
・避難時には、車のキーはつけたままにし、ドアをロックせず、窓を閉める
・避難時には、連絡先を見えるところに書き、車検表などの貴重品を持って避難

 運転中に地震が起こった場合、すべきことはたくさんありますね。その中でも、「ドアをロックせず、窓を閉める」と言う項目に対し、「避難時、車になぜキーをつけたままにするの?盗まれない?」と疑問に思われた方もおられるのではないでしょうか?これは緊急車両が車に通行を妨げられた際に、迅速に排除できるようにしておくためです。鍵をかけないことには違和感があるかもしれませんが、人命が最優先です。心がけましょう。
 
 最後は超マニアックなシチュエーション、エレベーター編です!


Situation.6  エレベーター編

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・災害時、エレベーターは自動的に最寄りの階で停止する。焦らない。
・停止しない場合は、全ての階のボタンを押し、止まった階で降りる。
・非常用呼び出しボタンなどで連絡を取る。
・天井から脱出しようとしない。


 エレベーターに乗っている時に、災害が起きたら‥。「もうその時点で死んでんだろ」と言う皆様の叫びが聞こえて参ります。しかし、こんな絶体絶命の状況であっても、適切な行動をとれば生き延びれる可能性があります。
まず、何よりも大切なことは、気持ちを音つけ冷静に判断していくこと。最近のエレベーターは災害時、自動的に最寄りの階で停止するように設計されています。階に停車してドアが開くのを待ちましょう。
エレベーターの型が古く、止まらない場合には、全ての行き先階ボタンを順に押していきます。まるで小学生のやるうっざい悪戯のような内容ですが、生き延びるためには有効です。
故障などでドアが開かない場合も考えられます。その場合には、非常用呼び出しボタンで外部との連絡を試みましょう。皆さんもみたことがあると思います、こんな感じのボタンです。

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ただ、災害時には迅速な救助が行えない可能性もあります。その場合は長期戦になるでしょう。閉所に放置される恐怖で不安になっても、決して天井から逃げようとしてはいけません。スパイ映画のように天井から逃げようとすると、落下死の危険性があります。ゆっくり救出を待ちましょう。


あとがき

ここまで様々なシチュエーションを扱ってまいりましたが、いかがでしたでしょうか?駄文に最後までお付き合いくださった皆様に感謝して、今回の記事を終わりにしたいと思います。次回作にもご期待ください!さようならー。
あ、今回紹介しきれなかったシチュエーションも多くありますので、気になる方は記事末の参考文献をチェックしてみましょう〜。

製作者 調布の幽霊 りく

参考文献一覧
福岡市「地震発生!そのとき どうする?」
http://www.town.keisen.fukuoka.jp/pdf/benri/hazard_guide03.pdf

消防庁 「地震防災マニュアル ―震災対策啓発資料―」
https://www.fdma.go.jp/relocation/bousai_manual/index.html

東京都防災ホームページ「地震発生時の行動から生活再建までのポイント」
https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/bousai/1000026/1005642.html

東大阪市「地震発生時の対処法 ―場所別に紹介―」
https://www.city.higashiosaka.lg.jp/0000000294.html

社会福祉法人 東京コロニー 東京都葛飾福祉工場「地震直後の5分間行動マニュアル」
https://www.fireman21.net/bousai/advice02.html

警察庁「大地震が起きた時に人々がとるべき行動」https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/seibi2/saigaiji/daizisinnunntennsya.html

全て6月15日最終閲覧


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