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【大河ドラマ・光る君へ】乙丸を末永く大事にしてやって欲しい。

第七回・おかしきことこそ。
感想、いきまーす。

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「うっうっ…」
紐を握りしめ、床に伏して泣きぬれる花山天皇。

ねぇ・・・。
みんなで取り囲んで花山天皇を眺めるの、やめてあげない?
悲しみに打ちひしがれてる姿を、みんなで見学するのは趣味が悪いよ。

せめて御簾とか几帳とか、なにかあるでしょ?
女房達も気が利かないわねぇ。

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夜盗が盗んだものをそのへんに置いていく。
すると待ち構えていた民が「お天道さまのお恵みだぁ~」と喜んで持ち去る。

真っ暗な夜中に、お天道さまのお恵み?
民衆ってさ。
意外と、もっとずっと利口だよね。
もう少しいいネーミングはなかったんだろうか。

それとも私の聞き間違い???

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「あいつらは、貴族だ。毒矢は使わない」

へぇ!そうなんだ。
貴族としての矜持、みたいなもの?
それとも毒矢を使うのは「下の下」みたいに思われていた?

ま、いずれにせよ、普通の警備のときに毒矢を使うとは思いにくいけどね。

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「父が失礼なことを言うたようですな。お送りしましょう」

道長は、道長パパと安倍晴明の話を聞いてしまった様子。
夜盗と渡り合ったことを褒めつつも、道長パパは釘を刺すのを忘れない。

「人は殺めるなよ。人の命を奪うは、卑しき者のすることだ」

道長パパ、この件に関しては終始一貫してる。
道兼の件といい。
安倍晴明のことも、相当見下してるんだろうな。

「道長さま。私は御父上とのこういうやりとりが、楽しくてならないのです」

えっと・・・それはどういう???
私などには分かりかねますが、晴明どのの真意や、いかに。

ゆっくりと道長の顔を眺めてから去っていった晴明。
先々、この意味が分かるのだろうか。

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自身の行いが呪いという形で返ってくると思い、夢でうなされる道長パパ。
飛び起きて道綱の母に甘える。

「大丈夫。大丈夫」

優しく、幼子をあやすようになだめてくれる道綱の母。
しかし。

「道綱のこと、よろしくおねがいしますよ」

え。関係ないわ、それ。
道長パパも「なんの繋がりが?」と言うけれど、なんだか丸め込まれる。

あんまりこのあたりの史実に詳しくないのだけど、この先、道綱はどうなるのかな。
すごい出世はしないだろうけど、なにか「道綱の出番!」みたいなことが待ってるのだろうか。

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「笑える話、考えてきたの。聞いてくれる?」

このとき、ミンミンゼミが鳴いてるから夏だよね。
前回、「面白くない!」って却下された時っていつだったんだろう?
まさか、本当に考えてきちゃうとはね。

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「やっぱり義懐が嫌いなんだ」

このセリフを言う花山天皇、なんだかすごく普通の人。
というか、まひろパパとふたりきりの花山天皇、すごく普通の人。

まひろパパがもう少し花山天皇の寂しい心に寄り添ってあげられたらよかったのにね。

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「それよりお前。父上に無理をさせられて、疲れておらぬか」

えええええっ!
道隆さまったら、この前は漢詩の会で若い人たちを懐柔してたけど、今度は道兼までも懐柔するのか。
すごいお人だな。

まもなく父上(道長パパ)の世がくる。
それを継ぐのは自分だ。
安心して父上のあとを継げるよう、打てる手は今のうちからすべて打っておく。
…といったところか。

「わしは分かっておるゆえ、お前をおいてはいかぬ」

くぅぅぅ。
つかんだ!つかみました!
もう、道兼のハートをわしづかみ。
降参!

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「おれは、入内はけしておなごを幸せにはせぬと、信じている」

道長が、いつものメンバーに言う。
マジか。
そう思ってるのに、あんなに次から次へと入内させちゃうのか。

つまり娘たちの幸せよりも、もっと大事な何かがあるということだな。
あるいは娘のことなんかなんとも思ってないか。

さて。
ドラマの中で道長はどう進化していくのか。

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「右大臣家の若君をどういう気持ちで振るのでございましょうな~」

いや。
それは身分違いだからだろ。
他にないよ。

正妻にはなれないことが分かっている。
愛人のなかでも、身分の低い愛人となることもほぼ決定事項。

それでも高貴な身分の方に縁づきたい姫も多いとは思うけどね。
たいていは遊ばれて、そのうち忘れ去られるわけだし。
堅実派は、お断りしたくなると思うけどなぁ。

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「おまえ、あの時の!」
「なにするの」

藤原を批判する散楽に、東三条院の警護の者たちが踏み込む。

姫をお守りする乙丸。
弱そうなのに、がんばる乙丸。
あっという間に伸びちゃう乙丸。笑

まひろ、乙丸をずっと大事にしなね…。

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「ひめさま!ひどいじゃないですか。私を置いて」

いや・・・だって。
従者ってそういうものじゃないかな。
倒れた従者に付き従う姫様…ってちょっと変でしょ。

それだけ、乙丸とまひろは距離が近かったってことかな。
小さい頃からずっと一緒にいたしね。
家が貧乏でも出ていかずに勤め続けてくれた乙丸だもんな。
乙丸にとっても、もはや娘くらいの勢いで可愛いのかもしれない。

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「東宮が即位されるときに、官職を解かれてもよいのか!」

藤原宣孝がまひろの家でくつろいでる。
まひろがお相手をしている。
まるで(すでに)夫婦(になってるみたい)じゃないか!笑

まひろパパが、道長パパのスパイ役をおりたと知って、宣孝はお怒りモード。
まひろパパは、そういうのに疎いからねぇ。

でも、官職を解かれる可能性が高いと分かっていても、そうしたい!という自分の気持ちに正直な人もいるからね。
宣孝どのには分からないかもしれないけど。

ちなみに私は、どちらかというと、まひろパパの気持ちが分かるほう。

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「私はもう、昔のようなわびしい暮らしは嫌でございます!」

えっ。いとさん、まひろパパの妻ですか?笑
そこで息子の乳母がしゃしゃり出てはだめでしょう。

でも、実際のところまひろ母が亡くなって以降、いとがあの家を切り盛りしてきたのは事実なんだろう。
嘘偽らざる本音が出ちゃったんだろうけど。

「宣孝さまの仰せのように、東三条殿にお詫びに行ってくださいませ」

これは、ちょっと出過ぎてませんかね。
あくまで若様の心配、ということのようだけど。

ここまで言えるというのは、やっぱりまひろパパと男女の仲になってたんですかね…。

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打毬(だきゅう)って、難しそう…。
見るのは楽しいけど、やるのはすごく難易度高い気がする。
馬に乗って長い棒を振り回して、さらに球を操るなんて、すごい!
貴族のスポーツは蹴鞠だけかと思い込んでたけど、他にもあるのかな。

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そして、突然の雷雨。
さらに、始まる「雨の昼間の品定め」。

まひろ~。
今さらショック受けないでね。
道長の友人たちは、あの時代の常識を語ってただけでしょ。

雨の中を走り去るまひろ。
あの、もしかして、長距離走得意?
けっこう走ってるよね。
下級とはいえ貴族の姫、なのでは?

*****

そんなことより直秀の腕の傷に気づいてしまう道長。

えっ。
傷があるだけで、そんな簡単にバレたりする?

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さぁ…。
あっという間に見終わってしまった第七回。

来週も気になる。
予告の作り方が上手い!
なんで道兼とまひろが喋ってるの~~~。

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