息子の、生まれる前の記憶かもしれない話。
息子が小学校低学年の頃に、教えてくれた「夢」の話。
息子はそのとき雲の上にいて、真っ白い長い服を着たおじいさんと話をしていた。
おじいさんが、雲の下のたくさんの家の中から、星のように光るひとつの家を指して「あそこがおまえの生まれるところだよ」と言った。
それだけの話。
息子はずっと小さい頃から、この「夢」のことを何度も思い出していたんだそう。
もしかしたら「夢」じゃなくて、本当の話だったりして。
雲の上で神様とお話しして、うちに来てくれたのかもしれない。
私はそう思ったりしている。
このことを思い出したのは、先日も息子がこの「夢」に触れたから。
テレビで「空の上から生まれるところを選んで降りてくる…なんて話もありますよね」なんて会話があった。
それを聞いた息子が「おれの『夢』と同じようなこと言ってるね」と言ったのだ。
わりとこの説は有名だと思うんだけど、息子はまだ知らないみたい。
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そういえば、幼稚園くらいの頃には「お母さんのおなかにいたとき、サッカーしてたんだよ」と教えてくれたこともあったっけ。
私は妊娠中によくお腹を叩くゲームをして遊んでいた。
一回だけ「ぽん!」と叩くと、お腹の子も「げしっ!」と蹴り返してくる。
「ぽんぽん!」と二回叩くと、必ず「げしっげしっ!」と二回返ってくる。
ちなみに三回叩いたときは反応がなかった。
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ちょっとした思い出。
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