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GOODなポーズの圧がすごい。

私が何か(ダンナ的に)いいことをする。
するとダンナは「ぐっ(good)」と親指を突き出してくる。

手は全体的にグーなのに、親指だけ立てる、いわゆる「いいね」のポーズ。
あれが私は嫌いだ。

正確には、うちのダンナが私に向かってやるあれ、が嫌いだ。

ただ親指を立てるだけならいいのに、親指を立てたグーの手を私に向かって力いっぱい突き出してくる。
私が受ける圧力といったらもう、完全にボディブローのそれだ。

基本的に私はかまわれるのが嫌いだ。

スキンシップとかも、あんまり好きじゃない。
こちらに素早く(精神的に)飛び込んでくる初対面の人も苦手。

そういうのが関係してるか分からないけど、とにかく家族であっても距離感が欲しいタイプの人間なのだ。

それなのに、突然ものすごい圧で飛び込んでくるあの親指。
本当に嫌だ。

そういう感覚はダンナには分かってもらえない。

しかし圧がすごいということだけでも分かってもらいたい。
だから実演してみせた。

グーの手をその場から動かさずに、ただ親指を元気に立てるだけの「ぐぅ」。
親指を立てたグーの手を力いっぱい突き出す「ぐっ」。

実演してみせたら、圧の違いについては理解してもらえた。
納得してくれてよかった。

しかし次の日。

ダンナは小首をかしげて身体をナヨナヨとさせながら、まったく力の入らない「ぐぅ~」をやった。

そうまでしてやりたいのか。

ナヨナヨの「ぐぅ~」は本人的に納得がいかなかったようだ。

次回はどんな風になるのか。
楽しみなような、こわいような。

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