新メニューチャレンジ5日間・レタスクラブ2月号から
主婦業も長くなってくると、毎日の料理にさほどアタマを使わなくなる。そもそも買い物自体が定番化してくるのだ。定番化した食材を使って、定番化した料理をする。アタマを使う要素がない。
これではいけない。と思ったわけでもないが、特集記事につられて買った雑誌「レタスクラブ2月号」のレシピを、たまには有効活用してみようかと思い立った。
月曜日・豚肉のねぎ塩焼き
2月の献立カレンダーという小冊子が付録になっている。なんと「平日5日×4週分」の献立レシピが掲載されている。
すごいよね。私なんてそんなにレシピの引き出しがないから、1ヶ月のうちに同じ料理を何回も作ってるよ。この付録のとおりにやれば20日間は違う献立を食べられるってことでしょ。すごいとしか言いようがない。
ところで、これを実際に完全に真似してみた人はいるのかな。献立を考えるより、そっちのほうがさらに凄いよね。
とりあえず今日買った豚の薄切り肉のメニューを探す。
豚肉レシピは4つ載ってたけど、他の材料の都合で「豚肉のねぎ塩焼き」を選択。
献立の提案集だから、メインの「豚肉のねぎ塩焼き」に合わせて「ちくわとキャベツのナムル」と「えのきとはるさめのスープ」も紹介されてる。
なるほど~。ちくわとキャベツの組み合わせ、いいね。でも今日はちくわもキャベツもないからまた今度で。
えのきとはるさめのスープも普通に美味しそう。どちらも長いものだから、麺っぽい感じがして麺LOVEの息子にウケそう。でも我が家の汁物はもっと野菜たっぷりじゃないとダンナのウケが悪いから遠慮しとこう。
というわけで「献立カレンダー」から「豚肉のねぎ塩焼き」のみ抜粋して作る。
食レポ【豚肉のねぎ塩焼き】
美味しくなるはずだった。定番化するはず。
レシピ名を見ただけで美味しいと分かるこの料理。レシピを見なくてもだいたい作り方は想像できる。一応ひととおり目を通してから作った。
しかし実際のところ、しょっぱいを通り越して塩辛かった。全員ごはんをおかわりせざるをえなかった。
原因はもちろん塩の入れすぎ。いつもどおりに目分量でやればよかったのに、なまじレシピを見たばかりに計算を間違った。レシピ分量の2倍にしたかったのに、なぜか2倍の2倍にしてしまったのだ。うん。4倍は塩辛いよね。涙ほどのしょっぱさ?いえいえ。海ほどの塩辛さ。
次回はレシピではなく、自分の力を信じて作る。
火曜日・ブロッコリーののりサラダ
2日目は「とことんブロッコリー 84レシピ」という、これまた付録の小冊子。
1冊丸ごとブロッコリーだって。84レシピも載ってたら毎日ひとつ作っても、2ヶ月かかってもまだ終わらないよね。ブロッコリーの旬が終わりそうだわ。
我が家はこの時期ほぼ毎日のようにブロッコリーが登場するわりに、レンジでチンしただけか、ミモザサラダの二択しかない。この付録で少し味変を学ぶことにしよう。
冷蔵庫のタッパーには、すでにレンジでチンしたブロッコリーが2個分しまってある。そのうちの1個分を使って作れるものを探す。
ついうっかり卵とのコンビメニューに目がいくけど、そこをグッとこらえて選択したのは「ブロッコリーののりサラダ」。作り方はものすごく簡単で、出来上がり写真を見ると、ブロッコリーの上にのりの佃煮が乗っているように見える。
食レポ【ブロッコリーののりサラダ】
美味しかった。味のりをちぎってふりかけたような感じになった。
ホントはレシピに「酢」が入っていたんだけど、酢がなかったのでそこは省略したら、味のり風になった。酢を使ってたら全然違う味になったと思うんだよな。酢なしも美味しかったけど、次回は酢ありで作ってみたい。
でも、より手軽さを求めるなら、味のりをちぎってふりかけるだけでいいとも思った。10分以内で出来る簡単レシピとして紹介されているけど、さらに簡単にしてしまえ。
水曜日・ブロッコリーと玉ねぎのおかかあえ
この日も付録のブロッコリー専用冊子から。昨日の「のりサラダ」もだけど、今日のもいたって簡単。10分以内で作れるマークがついてるし、お弁当にもぴったりマークもついてる。たしかにそうだな、納得。
写真を見れば作り方がすぐ分かるようなメニューだが、一応レシピを見た。
なんと、ごま油!それは美味しそうだね。和風か洋風にすることが多いから、ごま油で中華な感じなのは新鮮。でも今日はごま油は省略しよう。メインがちょっと油多めなので、ここはさっぱりといく。
実はブロッコリーのおかかあえなら、時々作ってるんだよね。今回は玉ねぎとの相性を確かめたい。
食レポ【ブロッコリーと玉ねぎのおかかあえ】
うん。まあ、見た目通りの味だった。可もなく不可もなく。
ごま油を省略したのが敗因かもしれない。いや、たぶんそう。きっとそう。
だってごま油って美味しいもんね。
次回はぜひごま油を入れて。…って書いておきながら、その次回は永遠にこないケースかもしれない。
ところでごま油とおかかの組み合わせって食べたことないな。
美味しいんだろうか。謎。
そこのところを検証する必要あり、とみた。
木曜日・ブロッコリーと牛肉のマスタード炒め
付録のブロッコリー・オンパレードな小冊子から。
だんだん自分の性格が出てきて、ろくにレシピを読まなくなる。写真を見てレシピ名を見たら、なんとなく作り方が想像できてしまうからだ。
自炊歴も20年以上になると、こんな芸当ができるようになるんだね。自炊を始めたばかりの頃の自分に教えてあげたい。「焦るな。継続は力なり」と。
あの頃の自分が今の自分を見たら「スーパー主婦!すごい~!」って思っただろうな。いざそのスーパー主婦(!?)になってみると全然たいしたことなかった。ま、実際のところ、スーパー主婦じゃないしね。
食レポ【ブロッコリーと牛肉のマスタード炒め】
美味しかった。レシピを適当にしか見てないから、かなりいい加減だったのに、美味しかった。マスタードの酸味がめちゃくちゃいい仕事してるわ。
絶対もう一回作る。そして次回はちゃんとレシピを確認する。
今回は、にんにくとか、白ワイン(または酒)とか、そういうのを省いちゃってるんだよね。そういうのちゃんとやったら、家族から大絶賛されるはず。
月曜日に作った「豚肉のねぎ塩焼き」とは正反対の反省だけど、次回はレシピを確認する。
金曜日・ブロッコリーのクスクス風サラダ
これまた付録のブロッコリーのための小冊子から。
クスクスって粒状パスタのこと。しかもアフリカ生まれ。
なんだか面白いから食べてみたいってずっと思ってたんだよな。
でも残念ながらこのレシピは粒状パスタのクスクスのように粒状になったサラダ、という意味。それもまた一興。
あぁ、それにしてもクスクス。早く本物を食べてみたいよ…。
食レポ【ブロッコリーのクスクス風サラダ】
味つけはちゃんと分量通りに作ったけど、ブロッコリーの量が分量より多かったので少し薄味に出来上がった。
でもそれを除けばかなりいい出来栄え。美味しかった。リピートはありだな。
ハムを切るときに、1枚ずつにせず数枚重なった状態で切った。そのせいでカットしたハムはサイコロ状になったのが良かった。
5日間のまとめ
各メニュー共に2~3回作らないと、手が覚えない。味もしっくりなじんでこない。それはどんなメニューでもそうだけどね。
この5日間で作ったものでリピート確実なのは、豚肉のねぎ塩焼き・ブロッコリーと牛肉のマスタード炒め・ブロッコリーのクスクス風サラダの3種類。
冷静に考えると、いかにもありそうなメニューだよね。どこかのご家庭ではとっくにヘビロテしてるかもしれない。
ブロッコリーの季節はまもなく終わるけど、豚肉のねぎ塩焼きは夏場も重宝するメニューになりそう。
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