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ピュアとイノセント

ピュア[pure][形動]
まじりけのないさま。純粋。また、けがれがないさま。純潔。(goo辞書)
イノセント[innocent][形動]
①無実の。潔白な。
②純潔な。また、無邪気な。(goo辞書)

この二つの単語について今日は考えてみようと思います。あくまで主観的な考察のため、専門的な解釈と異なる所もあると思いますが、そこはご了承ください。

まずはピュア。
私のイメージとしては比較的よく使われる言葉だからかもしれませんが、ポップで可愛い感じがします。子どもの頃、パステルカラーで身の回りのものを囲まれたような感じといいますか。喜怒哀楽を感じたままに表現する心の持ち主のような、そんなヒトを見るとピュアだなと思います。
大人になって色んな事を経験して、成長する喜びと共に信じてたものに裏切られて絶望したり、生きるために要領が良くなったり…。それでも好きな事には全力に向かうエネルギーを秘めたそんなパステルカラーのピュアな心を持ったヒトでありたいと思います。

次にイノセント。
これは、うーん、言葉にするのが実に難しいんですけどやってみます。
ピュアをパステルカラーとすると、イノセントはクリア、透明です。光によっては白にも黒にもなってキラキラ輝くことさえあって、輪郭があるからこそ存在するような。
イノセントって誰からも侵されることのない聖域とも言えます。ただ、自分ではそれは認識出来なくて、他のヒトからしか見えないものだと思っています。

自分の事をイノセントだと言うのはなんだか違う感じしませんか?だって赤ちゃんみたいにまだ何も汚されてない、何色でもない真っ新な美しさのイメージがあるから、成長するにつれて嫌でも色んなものに触れてきた自分をイノセントと言うには気がひけると言うか…。

でも私はヒトと深く関わってみて、その人がまだ言葉にはしていない本質に触れたとき、すごくイノセントだなって思うんです。本質って言葉も難しいんですが、どんなに自分が汚れてしまったと言っている人がいても「でも本当はこうありたいんだ」と言う本音に触れた時、すごくイノセントな所を見たような気持ちになるんです。本人に言っても大抵は「?」って反応です。だからこれはまだ私だけの秘密というか、そういう所もまたイノセントな経験だななんて思ったり。

私も大切なヒトたちからイノセントだと思われるところがあればいいなぁなんて思いますが、言われても「?」ってなるんだろうなと思います。

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