花の名を
花の名をすらすらと言える人に憧れる。
だがしかし、全然覚えられない。
そもそもカタカナを覚えるのがすごく苦手だ。
古文単語はモリモリ覚えるのに、英単語は綺麗に通り過ぎていく特性もある。
そんな私が、コロナによる外出自粛で部屋に彩りが欲しくなり、花の宅配便のサブスクに手を出した。
いくつか試し、今は2つ、隔週のものを交互に毎週届くようにしている。
そして自分にひと手間課した。
インスタで「いつでも見返せるように」「撮影画像に花の名前をテキストで追加」するようにしたのだ。
おかげで、少しずつ花の知識が増えてきた。
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憧れのトルコキキョウ。
ウェディングブーケのモカラ&ダリア。
弾ける記憶のホウセンカ。
田舎の小学生のおやつサルビア。
漢字で書きたい竜胆。
声に出して読みたいワレモコウ。
いつかは庭に欲しい紫陽花。
日差しに映えるアガパンサス。
あやかりたい芍薬。
たたずまいも美しいカラー。
色の濃淡が好みすぎるスカビオサ。
枯れない強さのスターチス。
可憐な音色が聴こえそうなグリーンベル。
すっきり可愛いオーニソガラム。
死ぬことにしてないベロニカ。
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おお、意外と覚えてる。
いい調子。
高くはないが安くもない、ちょっとした贅沢だけど、費用対効果は高いのでまだしばらく続ける予定だ。
密かに、家に花があることを夫がすごく喜んでるらしいことも付け加えておく。
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