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Wantedlyランキング1位、自然応募数昨対比2倍にした採用広報ふり返り

2021年に入ってから3ヶ月間、採用広報にどっぷり注力してきて、Wantedlyランキング1位、自然応募数は作対比約2倍という結果を残すことができたので、忘れないうちにふり返りのまとめnoteを書いておこうと思います。

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今回のふり返り&まとめは、上記グラフの青く囲ったところの活動記録となります。(なお、今回のメインはBiz側です)

母数は4/4時点で34,302社とあります。

上記で言及しているWantedlyのランキングは、「今週の募集PVランキング」を指しており、その週に一番見られた募集のランキングとなります。(他にも「今週のトレンドランキング(フォロワー数の増加)」、「最新のフォロワーランキング(フォロワー数)」があります)

この順位は毎週変わっていき、今はもう数十位〜100位あたりをうろちょろしてるので、定常的に1位でい続けるのは至難の技だなと(汗)

とはいえ、キャディとしても今までで一番採用広報に力を入れ一つの結果も出たので、どんなことをやったか、何にどれくらいリソースを割いたかを自分への振り返りの意味も込めて残しておきたいと思います。少しでも参考にしてもらえることがあれば嬉しいです。

どんな体制で行ったか?

広報PRとしては実は社内でまだ1人なので、目指すことを成し遂げようとするととても1人ではできないことは最初から明確でした。

また、採用広報に全注力すると言っても、前Qからタネを巻いていたサービス広報のメディア対応や既に決まっていたテレビ出演、代表登壇のアレンジなど、最低限やらねばならないことも同時に回さなければいけない状況。

自分1人が抱えていたことを、切り出せることは極力切り出し、いかにアウトプットを最大化するか?というのが1〜3月の私の命題でした。

これは当時の気持ち(笑)。

過去には数ヶ月インターン生が1人(or0.5人リソース)PRについてくれていたことはありましたが、業務拡張を目的として本格的にアウトソースを活用することは今回初めてでした。

そして結論、業務委託メンバー5名体制(MAX時7名)を下記のように構築しました。

・サービス広報アシスタント(1名)
 問い合わせ対応や登壇アレンジ、リサーチ、イベントレポート作成など
・Wantedly募集最適化担当(1名)
 後述するWantedly記事の更新・最適化のアシスタント
・編集(1名)
 社員取材記事の一部構成と1次編集
・ライター(2,3名)
    社員取材記事とイベントレポート記事のライティング業務

(MAX時7名)としてるのは、初月だけ4名ほどのライターの方に依頼してたからですが、最終的にはレギュラーで依頼するのは2名、スポットでプラス1名、という形に落ち着きました。

上記の業務委託メンバーはWantedlyや自分の知人、SNS DM、社員のリファラルなどいろんな経由から集まりました。副業の方やフリーランスの方がメインです。

あと上記には入れてないものの、人事のインターン生が兼務でコンテンツの写真撮影を担ってくれていました(鬼助かった)。

何をやったか?

1)ターゲットの優先順位決め

まずそもそものところですが、採用広報が担うべきは下記図の「認知〜応募」までと定義。

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出典元:採用マーケティングファネルhttps://jp.marketo.com/content/recruiting-marketing.html

そして、今回は1〜3月の比較的短期決戦だったことから採用リードタイムを考慮し以下のように優先順位を決めました。

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転職を決定する大きな要素を「(転職の)タイミング」と「(キャディの)認知orファン度合い」軸でプロット。

①タイミング良くて認知/ファン度高い → 即採用
②タイミング良いが認知/ファン度低い → アトラクト
③タイミング悪いが認知/ファン度高い → アトラクト

①に関しては何もせずともファネルが上がりやすいので注力しないことを決め、主に②と③の層へのアトラクトを目的とした発信にフォーカスすることにしました。

2)コンテンツ発信

②と③に向けたコンテンツ方針の設計を行い(この記事では割愛)、下記のようにコンテンツ発信を実行しました。

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60営業日でTOTAL55本の発信なので、ほぼ毎日何かしらの記事が出ていた状態です。

1. Wantedly(取材)&(まとめ):社員インタビュー記事やまとめ記事。

Wantedlyの取材記事はまとめ記事と合わせてトータル16本公開しました。
公開取材記事14本公開のうち12本は「Story急上昇ランキング」にTOP10入りしています。
ランクインした12本のうち8本は1位獲得、2本はウィークリーでもTOP10入り(2位と7位)
トータルPVは5.1万を超えました。

2. イベレポnote:代表登壇や自社主催のイベントのレポート記事。

イベントが多いQだったので、全部ではないものの9本の記事化を行いました。イベレポって意外と大変なんですが、あまりビューが伸びない印象があり、ここのブースト方法知りたい・・要改善ポイント。

3.社員note:社員が発信したnote。

Totalでは28本公開しており、"ほぼ毎日発信"を実現するには社員発信は欠かせないファクターです。

社員も120名ほどに増えたとはいえ、1/4が発信する背景には何があるのか?よく聞かれるところでもありますが、ここは採用広報とは別文脈にはなるものの、「リファラル冬の陣DX」というリファラル採用プロジェクトも同時期に別途走らせており、そちらと実は連動していたりします。過去記事は下記参照。(そのうち直近の内容も書けたらと思っています・・!)

4. その他:同じシリーズのコンテンツまとめ記事や、事例記事など。
※ noteとwantedlyの使い分け、相互連携については下記(「4)チャネル相互連携」)で言及します。

3)Wantedly募集最適化

Wantedlyにあげている募集記事の最適化を行いました。
それまでに上がっているものもありましたが、職種の名称が古かったり、新たにアプローチしたいセグメントの切り口を追加したり、同じ職種でも表現を変えてCVRを比較したりなど、ここは1月〜2月中頃までの期間を中心にゴリゴリ変えていきました。

作成した募集の数は59本

ありものを全て作り替えたり、ABテストを回したり、途中で消したりもしてるのを含んでいるので今はこんなに公開してないですが、その前のQが公開数8本だったのでおよそ8倍の数でした(!)

タイトルのことばかり考えすぎてうなされていた頃。

それに伴いPV数やブクマ数、エントリー数は2倍以上に、応援数は4倍以上になりました。

もちろん上述の社員取材記事にも関連する募集リンクを紐づけているので、それとの相互作用もあります。

また、1月の後半あたりからおよそ1ヶ月間、Wantedlyのトップページ広告とFacebook広告も回していたので、そこからの流入も若干ありました。

4)チャネル相互連携

キャディでは主にWantedlyとnoteの2つを採用オウンドとして活用しています(テックサイドはTech blogもあり)。
そして「最新の情報がキャッチアップできる場」として公式Twitterも運用。

ここの使い分けや連携の部分はまだまだ迷いながらやっているところではあるんですが、今のところ下記のような形で運用しています。

■Wantedly
社員インタビュー記事の公開がメイン。
転職顕在層がメインターゲットなので、人物起点でテーマごとにアトラクトできる記事を発信。

■note公式
イベレポや社員が書いた記事がメイン。
転職潜在層も含めた幅広いテーマ接点で多様なセグメントにリーチできる特徴。マガジンやメニューバー、サイドバナー、動画の埋め込み機能などテコ入れを行い、なるべく見やすい&見たいコンテンツにたどり着きやすいページを研究中。

■Twitter
Wantedly、noteなどの最新のコンテンツ情報やイベント情報、メディア掲載情報など、キャディにまつわる最新のアップデートは全てここで拾える状態を構築。

ふり返ってみて

本業でメディア運営している方に公開記事数を伝えたら「尋常じゃないですね(汗)」と若干ひかれるwくらいにはゴリゴリにやってみたクオーターでしたが、クロスチャネルの連携・最適化がまだまだ甘かったり、コンテンツの企画・設計の部分など改善点も多いにあります。

そして他で同時に動いていた採用施策(スカウトやイベント、タレントプールナーチャリングなど)と連動しているので、上記は採用広報単独の成果ではありません。

ただ、これくらいやるとこれくらいの結果にはなる、ということはわかったので、今後の目標設定や改善活動に生かせればなと思っています。

今回は書ききれなかった
・リファラル採用プロジェクト振り返り
・コンテンツ設計のポイント
あたりはまたどこかで発信できたらなと〜

最後までお読みいただき、ありがとうございましたm(_ _)m

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