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加齢と経年変化と、年輪と。

こんにちわ。
開いてくれてありがとうございます。

今日のタイトル。
ここ数日僕の身体にのしかかる“疲れ”。
年末年始を乗り切り、コロナの影響で、飲食店は時短になり、普段よりもお客様の客足も鈍くなるそんな日々の中で、普段ならお酒で発散できるはずのストレスも加わり、より一層重さを増す、僕自身の身体。

なんでなんだろう。
それは加齢。
誕生日を迎えて
ただいま39歳。
来年で丸々と40年。
たいしたメンテナンスもせず生きてきたから
そりゃあ身体もどこかしら悲鳴をあげるよ。

そんなときは温泉に入る。
ポカポカ温かいお湯に浸かって
心も身体もリフレッシュ。

そう、やはり人も物も
メンテナンスが必要。

最近のマイブームは、自分磨きですっ。なんて女子みたいなセリフはなかなか言えたもんじゃないですが、靴磨きにハマってます。もちろん革靴好きなので、普段から磨いたり、メンテナンスはしていたのですが、靴は自分を投影させる足元だな、と。そう思ってみると、ますます愛着と思い入れが湧き上がり、その靴それぞれの個性が引き立つような、手入れをするのであります。

上から時計回りに
MAKERS cordovan V-tip blucher
MAKERS cordovan U tip mocaboots
FOOT SO POAT vintage
MAKERS super back V tip loafer
MAKERS Regina plane toe shoes
PADORONE italian leather plane boots

どれもこれも思い入れのある靴たち。
お店で磨こうと思って、ソファの前に並べたものの、お客様の来客だったりで、なかなか磨けず放置(仕事中だから当たり前なんだけどね)

中でもコードヴァン。
あまりピカピカ、ビカビカに磨かずに。男臭い、ステッチワークや、無骨さ。コードヴァン本来の役割に則っとってタフな一面が光るように。そんな想いとともに履いて、手入れをしています。

37歳の誕生日におろしてから、まるまる三年の月日をともにしてきました。晴れた日も、ハレの日も、曇りの日にも、雨の日も。春夏秋冬。オンもオフも。ライフスタイル(生活)の一部として。僕にとってはこの靴を迎えてから、コードヴァンのある暮らし。が始まったわけです。そんなコードヴァンとの暮らし。
雨の日は、履いちゃいけない。そんな文言を目にすることも多いですが、僕は気にしません。コードヴァンの先生である、MAKERSのデザイナー手嶋氏の教え。手入れの方法さえ知っていれば、雨の日もへっちゃらよ。とのこと。

そんな言葉を信じ。雨の日にはいてみたら。へんな濡れ方をしてしまって(笑)小さなシミもあります。けど、シミひとつない革靴なんて、貴族でもない限りあり得ないし、タイトルの通り、経年変化=年輪。そう考えたら、自分自身の生きてきた証を、靴に刻む。雨の日だってあるし、なるべく、大切にしたいから、手入れをしたり、やばそうな天気の日は避けるけど、可愛い子には旅をさせろ!の精神で。この靴は自分自身の投影だから、できる限り色々なところに連れていきたい、一緒に。靴なんだから、ちゃんと履いてね。大地を踏みして、岩を飛び越え、砂浜も、アスファルトも、草木も。時には濡れたっていいんだ。

そんなこんな、こないだまでは汚れとか、埃で、すこし鈍い光沢だった可愛い我が子、コードヴァンちゃん。汚れを落として綺麗になって、ますます俺に似て(?)いい雰囲気になってきました。4年目は、なかなか遠くに連れてはいけないけれど、日常の中でこそ、もっともっと履いてあげたいなと思った火曜日なのでした。(今日のわんこ風)

そして、他の靴にもちょっと触れてみよう。
お隣のMAKERSコードヴァンは、僕のじゃなくて 神足くんの私物。同じタイミングで買ったけど、色の違い(よしくんのはダークコニャック、こうたりのは#4ナンバーフォー)もあるし、履き方や、頻度とかもあって全然違う経年変化。歳の取り方、重ね方がさまざまなように、靴はすごく生活が出る。(ライフスタイルが現れるなぁ)手入れ少なめで、ガシガシ履いてるから、いい感じのシワ。けど、バイクに乗る時は履けないので、お店で履くことが多いので、シワの付き方も、よしくんのとは異なる印象。人の子だけど、親戚みたいな感覚で、勝手にメンテナンスします(許可はとりますが)

そして下の二足。
フットソーポートのUチップ。
スーパーバックのローファー。

Uチップの方は懐かしきshimadantiques主催の行商でVintageシューズの雄、super8さん協力のもとたくさんのヴィンテージシューズを販売した時に巡り合った一足。この時もブラウンほしくて、プレーントゥとかドレスっぽいのが全然気分じゃなくて、足にドンピシャ(むしろ少しきつかった笑)整体靴の一種なんで、履き心地に惚れて。MAKERSに出会うまでは、自分の中ではAlden以上の足馴染みだった。

個人的に大好きだけど難しい。
可愛さ余って憎さ100倍
そんな、感覚なのがスエードの靴。好きで買うけど、起毛?が寝てきたり、擦れちゃったりで、どうしても綺麗に履けない。おそらくはそれこそ、よしくんのライフスタイルに合わないのかもしれないし、歩き方とか癖との相性もあるのかもしれない。そう思ってメンテナンスを勉強したら、今回はだいぶ綺麗にしてあげられました。愛着湧くなぁ。ヤンチャな子ほど可愛い。

そして
ReginaとPADORONEのブーツ。

レジーナは言わずもがなの名作ですが、パドローネは、ICONSの前身に当たるnoiseで取り扱っていた日本の革靴ブランド。今のICONSでの取り扱いはないですが、移転前の国分町の店舗の時代は、扱っていました。そんな懐かしのパドローネちゃんは、10年もの。イタリアンレザーを使用して、当時はスペシャルな企画で、かなり高い革を使ったコレクションがあって、その中の一足。黒でも茶色でもなくて『カーキ』(グリーン表記だったかな)深みのある色と、ボックスカーフのタフさと上品さのバランスと、プレーントゥだけど、ブーツ。これをオーダーした時はICONSのコンセプト『claen&modern』を思いながら、めっちゃハマると思ってニヤニヤした記憶。

磨けば光る。この言葉の本意ってどんな物でと愛でれば愛でただけ、光って見える。愛情をかけた分だけ、愛着で光って見える。そんな意味も含まれているのかな。なんて考えてみました。

自分自身も革靴のように、しっかりと年齢分のカッコいいシワを刻めるように、生きていきたいなと、改めて思うよしくんなのでした。

may the force be with you!!!

よしくん

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