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このnoteについて〜なんか疲れちゃった私と”庭”の出会い〜


私は、東京のマンションで映像の仕事をしながら、生活している20代後半女子です。
今日から始める、このnoteについて。

私には、生活が不規則だったり、将来への不安があったり、どこか疲れて暮らしていた時期がありました。
なんか疲れたけど、解消する方法なんかわからずに、その日もいつもの様に夜中、ぼけっとamazonプライムを観ようとしていました。けれど、何を観たいのかわからず、繰り返してしまうザッピング……。

そんな時、ターシャ・テューダーという人のドキュメンタリー映画のバナーが目につきました。
そういえば、と、映画館で予告を観たことを思い出しました。
外国の絵本作家のおばあちゃんが、田舎で、大きな庭を手入れしながら、山羊や犬や猫と一緒に暮らしている姿。

映画館で観た時は、それほど惹かれず、amazonプライムで2回目に出会った時も、どうせこんな生き方できないし、いわゆる”スローライフ的な生き方って素敵!”みたいな映画なのだろうとひねくれていました。
しかし、なんとなく他に観るものもなく、体や心がどうしようもなく疲れていた私は、”人間ドラマや恋愛ドラマとかもうごめんだ、人間なんか見たくない”と、この映画を選んだのでした。

さて、私はそこから1年経って、今ここにいます。
あの映画を観てから、ターシャ・テューダーの庭や、彼女の言葉や思想、生き方が心の中にずっとありました。
私は都市生まれの都会育ち、植物なんて全く知らないし、田園や草原などの自然に囲まれた原風景は記憶の中にありません。ガーデニングをやったこともなければ、植物について勉強したこともありません。思春期の時は純文学を読んだり、ライブハウスに行ったり、絵を描いたり、その後も、哲学を勉強したり、映画や小説や漫画が好きだったり、文化的なもの、どちらかといえば目に見えないものをずっと追いかけてきました。

だけど、ターシャの庭にとても心をうたれました。庭にはその人の価値感や人生が目に見える形で、そのまま映し出されることにも感動を覚えました。
見たこともない、行ったことも無い”庭”が、私の心に昔からあったような、そんな気がしました。私もいつか”私の庭”を作りたい、と思ったのです。

そして、そういえば、映像をつくるときに、出演者のそばにひょっこり映っている、”緑”の存在が気になっていたことにも気がつきました。普段は、気づかないだけで、映像で切り取ると、都会にも必ず緑があることがわかるのです。

今回私が、noteで書くことを本格的に始めたいと、奮い立った時、せっかくやるなら自分が今まで全くやってこなかった分野で始めたい、そして心の隅にあった、この、”庭”をテーマにしようと考えました。
このnoteでは、ターシャの庭からはじめて、庭、イングリッシュ・ガーデンについて文化的な仕方でアプローチをできればと思っています。
先にふれたように、私には植物の専門的な知識も、実学もありません。今住んでいる場所はマンションで、庭を持てるようなスペースもないし、電車に揺られて仕事に行く毎日です。

ターシャのように、ガーデナーのように、植物を育てることは難しいかもしれない。だけど、本格的に植物を育てるということ以外でも緑を感じること、自然を愛することはできるのではないだろうか、植物を知ること、植物と仲良くする姿を学ぶこと、まずはそういうことから記事を書けないだろうか。
”イングリッシュガーデン”を少し調べてみる中で、そのヒントがここにあるような気がしたんです。

見えないものを追いかけてきた、私なりのやり方で、”イングリッシュ・ガーデン”を切れ端だっていいから都会の生活に取り入れること……生活を豊かにするために記事を書いていきたいと思っています。そして、そんな私が植物を育てる挑戦(や失敗)も、このnoteの中で残していきたいと思っています。

なんか疲れちゃった、なんとなく緑が気になる、都会で暮らしてる、だけど忙しくて植物なんて育てらんないし……そんな人にこそ、このnoteを読んでもらいたいです。

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