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エディンバラ暮らし|自分のための料理
日々において料理は癒しだという話。
その土地の食材をその土地の味付けで料理して食べるということが楽しい。
家から歩いていけるスーパーで安くて新鮮な食材を買う。日本で味噌や醤油やみりんで煮たり焼いたりするように、ここイギリスではオーブンに放り込んで出来上がったものにソースをかけて食べたい。
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品数が多くて楽しいからやめられない
料理はあんまり得意じゃないし、せっかく作って「ふーん」と思うこともままあるんだけどそれでもいい。なぜなら、自分が食べるものを自分で作るという行為自体に既に満足しているからだ。
外食や中食も癒されるけど、料理をするというのもまた大きな癒しになる。消費(食べること)と生産(料理すること)が釣り合った状態は健全な自信をもたらしてくれる。というと、レトルトは既に途中まで作ってあるから違うとか、栽培や畜産から関わらないと釣り合っていることにはならないのでは、とも言えるが、まあ厳密なことは言わないで。今の自分にできる範囲で、という話です。
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これだけ魅力的な外食や中食の選択肢が溢れる世の中で、はっきり言ってキッチンに立つことはたまに面倒だ。私をよく知る人は「いやあなた、めんどくさがりだし料理嫌いやん」と言いそう。いやその通り。
そんな私でも自分の料理に救われることがある。なにかと頑張るも空回る日、逆に屍のように何もできなかった日、寄る方ない海外生活で身の置き所に悩むような日。そんな時に自分で作ったものを食べると、「今日もよく生きたからなんでも良し」と思えるのだ。
適当なものでいい。適当なものこそいいのだと思う。
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