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世界で1番好きな…

世界で1番好きな…

ワイン講師をしていると、よく聞かれる質問のひとつ。
「先生の1番好きなワインはなんですか?」
これ、、、正直困ります🥺
答えは…
“美味しいワインが好き”
もっというと、“私が”美味しいと思うワインが好き。
なんです。
だからひとつに決められない。


🍷ワインは、泡、白、赤、ロゼ…さらにブドウ品種の種類も沢山あって、スタイルもさまざまで、軽めのものから重めのものまであってバラエティ豊かだから。その中からひとつを選ぶって、、
正直言うと無理です😭


一つのワインを選ぶ


しかもワインは、ワインそのものだけではなくて
いつ、どこで、どんな時に、誰と飲むのか
どんなお料理と、どんな温度帯で、どんなグラスで味わうのか
さらには、そのワインはどうやって運ばれて来て、どうやって保管されていたのか

ということも美味しさを左右する要素として加わるんです。
いくつもの要素が掛け算式になっているので、
ひとつのワインを選ぶってすごく難しい。

講師という立場としても、
みなさんに適当なことをお伝えしたくないですし、
自分の言葉ひとつひとつが、ワインを学びはじめたばかりのみなさんの今後に少なからず影響するかもしれませんから、この質問への答えはずっと悩んでいたんです。


運命の出逢い♡

ところが、イタリアワインと出逢って、私は運命的な出逢いをしました。
世界で唯一、この人だ!!
そんなワインに出逢ったのです❤️💍💒

🍇Timorasso💓


Timorassoとは?


“ティモラッソ”という白ブドウから造られる白ワイン
これをはじめて飲んだ時、本当に感動しました✨✨

ティモラッソはイタリアのピエモンテ州で栽培されている土着品種

ピエモンテといえば、フィギュアスケートの荒川静香さんが金メダルを取ったトリノオリンピックが開催された州ですね🏅

ティモラッソから造られるワインは、
フレッシュで品のある香りを持ちながらも、
一口飲むと、高い酸と重厚感がしっかり。

まるで、品の良い貴族の王子様が、普段は優しいけれどやる時はビシッと男らしくキメてくれる🤴
そんな感じのワインです。(わからんがな、って感じですよね笑)
しかも熟成するとこれまたなんとも言えない芳醇な香りがプラスされて…
とにかくたまらなく美味しくて、私は大好きなのです。

とはいえ、ティモラッソはピエモンテ州でしか栽培されておらず、しかもこのブドウは栽培が難しく、生産者の数も少なく…さらに日本ではなかなか出逢うことが出来ないんです。
このワイン↓↓↓は、イタリア、ピエモンテ州にあるBorgogno(ボルゴーニョ)という生産者さんのワインです。

日本ではBorgognoは日欧商事さんが取り扱っているのですが、
ティモラッソはなかなか買えない。
と、いうわけで、
現地に行った時に実際にテイスティングルームを訪問し、3人ほど連れて帰ってきました😊
Borgognoさんはもちろん、ネッビオーロ🍇から造られるBarolo(バローロ)も有名なのですが、
日本から来たこのよくわからない子供みたいな女の子(私😅)。
着くなり、
『ティモラッソありますか?』

「Japanese Timorasso Lover」となる。


「ティモラッソはあるか?」
こんな事を聞く人は只者ではない、と、
スタッフさんはちょっとざわつくのですが、
見事、
「ジャパニーズ・ティモラッソ・ラバー」
の称号をいただき、帰ってきました🙌
ワインが入ってずっしりと重いはずのスーツケースの重みが全く感じられない🧳
嬉しくて嬉しくて、帰国の足取りが軽かったです🎶

ティモラッソは熟成してこそそのポテンシャルが発揮されるので、ただいま温存中。なのですが、
ちょっとお祝いごとがあったので、
定点観測も含め開けてみました😋

やはりおいしいティモラッソ♡

若いながらもポテンシャルがしっかり感じられて、将来が楽しみなワインです💕

「世界で1番好きなワイン」


というわけで、「1番好きなワインは何ですか?」

という質問には、

『ティモラッソ!!』

とお答えするようになりました(^^♪


ティモラッソを飲んでみたい方!

まずはマッサ(Vigneti Massa)のティモラッソから始めるのがおすすめです♪

Vino Hayashiさんのイタリアワイン土着品種研究会でもフォーカスされていました!


最後までお読みいただきありがとうございました。

ぜひスキ♡をお願いいたします☆

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