イタリアあれこれ8:お薬色々
twitterから読みにきてくださった方はご存知かと思いますが、恥ずかしながら年始から大風邪をひきました。おそらくインフルエンザだったと思います。
インフルエンザ、イタリアでは流行り風邪のニュアンスが強く、特に検査や外出禁止令が出るわけではないので本当に流行ります。
声が出なくなったのは、去年4月、2ヶ月間の音楽ツアー中にスペインで熱を出して以来…。
自炊を常にできればいいのですが、旅の多い生活が長いこと続き、食事の管理が難しくなったことにより体質が変わったと思います。
もともと不調やストレスが喉に来やすいタイプではあるのですが、楽観的な性格と充実の食生活でなんとか切り抜けていたものが、無理が重なり風邪を引くと気管支喘息につながるようになってしまいました。
要体質再改善。
今回は年始だったこともあり、また「2020年からは少し余裕を持った生活をする」 という目標を2年前からかかげて色々進めているところだったため、日本から持ってきていたお薬をのんで、「ゆっくり寝て治す」を選択しました。
私にしてはゆっくり過ごしましたが、コンサートやコンクールも控えているし、そろそろ気管支も完治してくれないと困ります。
ということで普段の風邪も含めイタリアで見つかる"症状を抑えるお薬"をご紹介します。
薬局やさんでも指差しすれば手に入るよう、写真を載せますね。
1.鼻のお薬
鼻水のせいで寝起きの喉が痛くなってしまうときなどにこちらをのみます。
同じような効能でスプレータイプのものもありますが、こちらはかなり鼻の中がカピカピになります。ので、おはずかしながら私はこれを使うときは鼻の中に馬油をぬっています。
1日2-3回とありますが、薬局屋さんに指示を仰ぐのが良いでしょう。
2.トローチ代わり?
声が出ないというと必ずこういったものが出てきます。
蜂蜜味であれ?飴かな?と思うのですが一日最大4つまでだそうです。
3.痰をとかすシロップ
今回、痰の色が消えてからも透明の痰が絡む感覚があること・思うように声が出ないことなどから気管支喘息である可能性が高く、時間が経ってもなかなか高音が回復しないということでお医者さんをしている友人からはコルチゾールを勧められました。
が、とても強いお薬であること、私がコルチゾールで副作用が出やすいこと、あと少しで完治というところではあることなどから薬剤師さんがこちらをだしてくれました。
食前食後など関係なく1日3回。めもりつきカップで大人は15mlずつとります。
4.その他 プロポリスクリーム
balsamoというとリンスみたいなニュアンスがあるのですが、普通の蜂蜜よりも油分がおおく、のどを包み込んでくれるような感覚があります。こちらは蜂蜜屋さんでさがすとうっていることがあるので、声楽をやっていてイタリアにいらっしゃる方は風邪を引く前に蜂蜜屋さんをまわってみるといいかもしれませんね。
イタリアではまだマヌカハニーはなかなか見つからないのですが、私は日本から帰省の度にいくつか持ち帰っています。
5.薬剤師さんの優しさ
事情を伝えて早く治したいことをわかってもらうため、歌を歌っています、また次が控えていますと伝えると、ほぼ100パーセント帰り際に「あなたの歌人生と幸あれ」と応援の言葉を添えてくれます。
辛抱強く話を聞いて笑顔で働いてくれる薬剤師さんたちに、感謝です。
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長期滞在を始めると、特に初年度にたびたび体調を崩すという話をよく聞きます。
また、慣れないせいか風邪の力がとても強く感じるのです。
もちろんひかないのが一番ですが、万が一ひいてしまったときにお役に立てば幸いです。
新年が明け、寒い中お仕事再開の疲れが出る方もいらっしゃることでしょう。どうぞあたたかくしてご自愛くださいませ。
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