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今できることでみんな"と"笑顔に。土曜日にちいさなお知らせをさせてください。

まずは私のバックグラウンドのひとつ、高校生のころの思い出を少し聞いてください😌


最近ふと、高校の文化祭実行委員のころ、最初の活動が"地元商店街をまわって、文化祭のスポンサーを探す"だったのを思い出しました。

私の通っていた高校は県立ながら私服校、そして部活動や文化祭の団体補助費を学生が管理する、とても自由な学校でした。

でありながら、文化祭が盛り上がりすぎて、生徒会費からでる予算では赤字も赤字。それで、いつからかわからないけれど、地元商店街や近隣の個人店をまわり、文化祭のパンフレットの広告枠を大きさに応じた値段で売るのが伝統でした。

委員会最初の集会で、A4用紙数枚分の訪問リストが配られ、そこには去年の実績や注意事項が載ります。
学校指定のジャージや文具などを売る店など比較的確率が高いところには新入生が行きます。
今思えば研修のよう。笑

"○○祭浪人"という言葉があったくらい、文化祭に命をかける人が多かった…私たちの学年が卒業した数年後には、「3年生の文化祭の団体所属数は○個まで」という制限までもうけられたそうです。

そのほかにも試験の後には中間期末とも必ずある球技大会、陸上大会、水泳大会、合唱祭、野球応援、各部活(入部率9割)、3年生を送る会、新入生歓迎会(歓送迎会は部活ごとにもあった)…合宿をすればバスや宿の手配から備品発注、試合対戦相手へのお土産や各方面への心付を用意するなど、年中イベントといってもいいくらい、企画・運営・お祭りに満ちていました。

私が音楽をやっているのは多分そんな3年をまだまだ抜け出したくない気持ちもあったのかなと思うのですが、そんな高校生活はとても多感でもありました。
(実は3年間共通の芸術選択で美術クラスになり、音楽の授業は高校では一度も受けていなかったりします。笑)

なんのきっかけでかは忘れてしまったけれど、高校生活の中で「もしかしたらおとなになったら強くなれるのは幻想かもしれない。大人が強く見えるのは、きっとがんばっているからなのだな。」と思ったこと、とても辛い経験をした直後にクラシック音楽に癒されたこと。それに、大人の人に口々に「歌を歌ったらいいね!」と言われていた記憶などが重なって、突然声楽をやりはじめたのです。

それ以来、根底にはいつも
どんな人もよわいときもある。だから一緒に笑顔になりたい。
という気持ちがあります。

一生声楽だ!とは決めていなかったけれど、まずは型から。
そんな気持ちからはじまって、スタートからすごく順調だったわけではなくても今もまだこうしている。不思議なことです。

そうして大学に進学してからも、そのあとも、日本に暮らしている間は時々イベント作りが恋しくなり、企画がしたくてしたくてたまらない時がありました。

それで自主公演や他のイベントの企画運営をしてみたり、高校のアニバーサリー同窓会では、文化祭の後夜祭を再現するため、参加者有志の舞台でのパフォーマンスを観ながらの立食スタイル+会場の配置を既存のものではなく終盤に広いスペースを確保してフォークダンスをする、などと、20代になってもなかなか楽しんでいました。
そこにはいつも助けてくれる人がいて、いいだしっぺは自分なのに、毎回毎回ほとんど「自分の夢を叶えてもらっている」という感覚でした。

イタリアに住んでからは日本でのイベントを企画準備をするほど帰省の時間を長く取れず、また状況の日々変わる生活をしていたのでちょっとご無沙汰していたけれど。




今このタイミングでふつふつと、"企画をしたい"波がきています。





同窓会の時は、社会に揉まれはじめたみんなと笑顔になりたかったから。
ベビー向けのコンサート運営をした時は、同期の第一次ベビーブームと妹の出産があったから。

企画したいときは、だれかの笑顔が見たくてたまらないとき。なんだかいつも、そう決まっている気がします。

年度末、まず最初の段階で自粛することになった音楽家。そりゃそうですよね、確かにリスキーだもの。
以前はSNSのタイムラインが告知で賑わっていたのがパタリとなくなって、それからすこし経つとこんどは一気に賑やかになりました。演奏の動画配信です。

みんな、演奏したいし、演奏していることで喜んで欲しいから。
喜ぶ人をみると、もっと喜んでほしいから。

私はというと、すこしだけオンラインで働きながら、演奏して動画配信したいなぁ、でも何を歌うのだろう、と色々歌ってみるものの、"こうやって配信したい!"という形が何かある気がして、それにたどり着くまで一人で試してはやめる、を繰り返していました。
今ちょっとやってみたいことがあるけれど、それは物も自分の技量も準備が必要なので、それを進めているところです。

と同時に、今すぐ時間とエネルギーを使って発信する人たちをみて"この人たちと、一緒に何かしたいなぁ"と思うのです。
実際に外出自粛がはじまって間もない頃から「何かできないかな?」というご連絡はいろんな方面からいただいており、グルグルと自分の中でまわっていることがいくつかあります。


発信する人も受信する人も、とにかくみんな、全員まとめて笑顔になれたらいい。
そんな企画をして資金を得て、それを回して。今は無料で動画を作る人たち、またそうではなくても未来に向けて想いを馳せ練習を続ける人たちにも何かお仕事をお願いできたら。そしたらきっとこの人たちは継続して音楽をすることができる。
長引くかもしれないこの状況、どんな時も"みんなが笑顔"を心に、今発信をしてくれている人の笑顔も続いていくようにできたら。

変わりゆく状況に合わせた、その時々の道を記した楽しい地図を描けたら。みんなで笑いながらみつめてゆけたら。

そんな気持ちでコツコツスタートしようとしているわらしべ企画、第一弾のちっちゃなお知らせを今週土曜日に予定しております。

まずは1人からはじめる、本当に小さな小さな企画です。

是非ご覧頂き、また拡散やご利用という形でご協力をいただけますと幸いです。

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と、実はこれにあたり、事前に企画対象になりうる条件の友人に相談をしたところ、何名かの方々とすでに実施に向けて話が進んでおります!✨

つくづく、ひとりではないなと感じ、さっそく私の方が元気をもらっています😌ありがとう。

少しずつ少しずつ、いまにあわせたたのしいこと、つくっていこう。


本日のBGM



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