見出し画像

上に行く人が早くから徹底している仕事の習慣【書評】~社会人1年目の人に読んでみてほしい本~

著者:中尾ゆうすけ    出版:すばる社

この本をオススメしたい人

 上を目指している人。できるビジネスマンになりたいけど、どうすればよいかわからない人。

本の概要 

 どうすれば、うまいこと仕事ができるか、組織の中でどうすれば仕事ができるといえるのかが分かるようになります。

本の感想 

差がつくポイント

①「組織の利益をより大きくできる人」を評価する=全体の成果に貢献している
②力不足を認めて頭を下げる
③周りとスムーズに連携できる
④弱みを減らそうとしている=いざチャンスが回ってきたときにモノにできる

 会社などの組織に所属している場合、組織の利益に貢献できないと、上司からの評価は得られません。同期や後輩からいくら評価が良くても、会社にとって役に立っているかどうかを判断するのは上の人です。評価は自分でするものではなく、他人がするものです。そのため、組織で評価されるためには、①の組織の利益を大きくできる人かというのは大切で、頭に入れておくべきポイントです。

 そのうえで、自分のちからを客観的にみることと、周りと連携できるというチームへの貢献度、そしてチャンスが来たら、すかさず掴んでいくという冷静な目も必要というわけです。

間違えることや困難なことに免疫をつけよう

①間違いを恐れずに自分の意見を言う
②自分なりの答えを用意してから上司の判断を仰ぐ
③逆境でも前向きに取り組む
④上司に頼んで一段上の仕事を任せてもらう
⑤言われたままではなく背景を理解して仕事をする
⑥原因と結果の関係を分析し「なぜ」を問い続ける

 いくら難しい顔をして、察してもらおうとしても、超能力者ではないので、何を考えているのかは、口に出さないとわかりません。仕事に限らないと思いますが、背中でも顔でも語れません。ちゃんと言葉にしないと、だれにも何も伝わらないのです。わからなかったら「わからない」ということも必要ということです。上司は、部下がわからないということが「わからない」場合も多いと思います。臆せず、発言していきましょう。

 なぜその仕事を任されたのか、どうしてその仕事が必要なのかという問いは大切です。考えても考えてもわからなければ、聞いてしまえばいいのです。「わかりません」と言えばいいです。聞く相手は選んだほうが良いと思いますが。

 そして、原因と結果を分析し修正をし続けます。失敗しても、修正をし続ければ、最終的には成功にたどり着くということです。

考える方を活用する

①問題に対して複数解を考え、どれが良いか理由をつけて選択する
②「自分が逆の立場だったら」と視点を変えて考える
③原因から結果、あるいは結果から原因への道筋を考える
④モレやダブりがないことを意識しながら情報をまとめる
⑤あやふやなことに対して「それってどうゆうこと?」と深めて考える

 学校では覚えること、「暗記」「公式」みたいなものがあって、正解があることが多かったと思います。社会に出ると、正解があってないようなものも多いです。なので、この場合の、この状況の正解は何かを選んでいかないといけません。考えることをやめるのは、成長をやめるのと同じことです。今の自分より上に行きたければ常に、「なんでだろ~」と考えることが良いのだろうと最近は思います。

おわりに

春から社会人1年目になる人にぜひ読んでみてほしい1冊です。もちろんそれ以外の人も読んでみてください。

この記事が参加している募集

#推薦図書

42,523件

あなたのお役に立てる記事を書いていきたいと思います。 たくさんのアウトプットができるよう、インプットのために使います。