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英会話力は悔しさが原動力になる

はじめに

私は英検1級・TOEICスコアは950で、外国人と英語で話しながら仕事をしている。ちなみに留学したり海外に住んだ経験はありません。

こんな私ですが、TOEICで860を取って海外営業に異動したときはほとんど英語が喋れませんでした。

この記事ではそんな私がどうやって英語の会議で進行役を務めるまでに成長したかと、それまでに経験した悔しい経験の数々を紹介します。

きっと、英語を勉強する誰かの励みになるはずです!

仕事で英語を使うことになったけれど

28歳でいきなり事務職から海外営業に仕事を変え、アメリカ担当になりました。当時のTOEICスコアは860点。

それでも仕事で英語を使うなんて初めてなので、アメリカオフィスの社員(アメリカ人)に電話するなんて超高いハードルでした。

上司は私に「毎日、用がなくてもアメリカオフィスに電話して」と(私の成長のために)命じました。

仕方がないので、電話する前には15分くらい時間をかけて、台本を作ってから電話をかけていました。それでも自分が話したいことはなんとか(台本を読んで)言えるけれど、逆に何か質問されると言葉が出てこない。

仕事で何かあると(帰国子女しかもアメリカ駐在経験のある)上司は簡単に「アメリカオフィスに電話して聞いてみなよ」と言うけど、心の中では「そんな簡単に言わないでよ!」と思っていました。。

京都のお寺での出来事

そんな中、プライベートで京都のお寺に観光に行きます。有名な「苔寺」で体験を予約、彼と一緒に行きました。
体験したのは写経。用意された短冊に、硯で炭を摺り、自分の願いを書くというものでした。

そこで私の左に座っていた外国人の女性が、やり方がわからなくて困っていたようでした。私はやり方を説明したかったけれど、「炭を水に溶かす」というのをなんと英語で説明したら良いかわからない。
女性は "OK, you don't know. "と言いました。

仕事で英語を使っている海外営業なのに。

なんとかuseとかthisとかを使って、筆で願いを書くということは伝えましたが、炭を溶かしていないので文字は薄くなってしまいました。

おそらく、提出しにいった女性はこんなに文字が薄いの?と疑問に思ったでしょうし、他の人の短冊との違いにがっかりしたかもしれません。

せっかく海外から来て、日本の素晴らしいお寺の体験を予約までしたのに。

他の人には仕方ないと思えることかもしれませんが、私には悔しすぎる出来事でした。

アメリカ出張

海外営業の仕事を始めて半年で、アメリカ出張の機会をもらえることになりました。しかも期間は1か月。

現地の商談を実際に見てくるというミッションで、毎日多くの顧客を回りました。自分の担当客先にもアジェンダを持っていくものの、拙い英語のため周りのメンバーがフォローしてくれました。

現地メンバーが主導するミーティングでは、自分も何か発言しなければと質問するも、的外れなこともありました。親切なお客様は答えてくれましたが、英語力以前にコミュニケーションの問題。

英語はコミュニケーションの手段。一方通行ではいけないと痛感しました。

海外出張の最終日、最後に訪問したのは自分の顧客でした。同僚とストーリーを考えて臨みましたが、予期していなかったトピックも飛び出し、自分はついていくのがやっと。しかも全部聞き取れるわけではない。

ミーティング後の反省会で同僚と答え合わせをすると自分の認識と違うこともあって、帰りの車で泣きました。そのまま飛行機の中でも悔しくて泣いてました。笑

悔しさをバネに

このような悔しい経験をして、私は本格的に英語の勉強をスタートしました。通勤中はとにかくシャドーイング。英語のスピードについていけないという思いはもうしたくないという一心でした。
毎日続けて3か月くらいしたころには、TOEICのリスニングがめちゃくちゃゆっくりに聞こえるようになっていました。そしてリスニングは連続で満点。
シャドーイングの効果は絶大です。

それから英検1級を目指すようになりました。準1級には1次試験で1度落ちたものの、準1級合格する頃には外国人とのミーティングの際に「英語は任せます」と同僚から言われるようになっていました。

その後の1級には一回で合格。1級の面接対策でスピーチの練習をかなりしたので、「日本語で言えることは大体英語でも言える」というレベルになりました。

英語学習に終わりはない

今は周りの人から英語ができる人と思われていますが、英検1級取っても英語学習に終わりはないと思っています。
なんでも言えるかと言ったらそうではないし、多分日本人の英語ができるレベルの人ってヨーロッパとか東南アジアにはゴロゴロいます。
だから、英語学習に終わりはない。これからも継続して勉強していこうと思っています!

ここまで読んでいただきありがとうございました!
誰かの励みになったら嬉しいです。




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