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私こそ、どう生きるんだ

人に頼ると
時に癖になってしまう。

   甘え上手になりたい。

      でも
迷惑をかけてしまうかもしれない。
    正しくない私は。


     ところで
  中学校の面談に行ってきた。

        2-2

どこ?

電気の消された校舎。
明るいのは一階の職員室の並びだけ。


もう生徒もいない。


初めて見る
生徒の下駄箱。

汚れた上履き。


    なんだか凄く…
    羨ましいような…
     遠い記憶…


私は校舎の中で
唯一人に出くわした


     みーつーけ


男子生徒。

二年の教室が何階かを聞いた。


その男子生徒は
とっても可愛く背の高い中3かな…

   イマドキの見た目…


しっかりと教えてくれた。

「ありがとうございます。」と私。

    あぁ…いいな。
    こんなふうに
    あんなに可愛い
    今どきの制服で


あの生徒は
学校に通っているんだな…



その時…心が私は日和った。


    ヒヨコの制服姿…
      見たいな…


いや…いらんいらん。
煩悩よ消えろ。


     2年2組

あった!!!


  ニネンニクミ。ヤンクミ。

    

教室のある3階は 

もう暗黒だった…


   え……
       あれ……?


     あ…そっか………


      その時

ヒヨコのクラスの教室で
私は面談をやるわけないか…


と。


    やっと気付いて
図々しい自分に恥ずかしくなった。

     当たり前か。


知らない暗闇の学校。
迷路にハマった。

     やっば……

暗い学校をとりあえず1度出て、

     もとい…

普通にインターホンを
鳴らした。


特別支援個別室に呼ばれ
だだっ広い教室に座り待機。


   「最近どうですか?」

よく知らない
若い男性担任に聞かれる。


私は真実を言う。

「食事も摂れず
   ガリガリになっていました。」


そんなこと
殆ど知らない先生に
言う気持ちが出ない…


どんな思いで…

   だって…もったいない…
   
アナタガ タンニンノ センセイ


とか考えてしまうから
先生と話すは苦手だ……

私のよろしくない方の
ヒヨコへのラブ。


そして
ありきたりな
反応をしていた私だけど


   


とにかく高校への進路を心配し
     その事を
  私は唐突に聞き出した。


以下担任。
「高校も、まぁそうなんですけど、
  来年どんな目標や夢を
 もってヒヨコさんが進むか、
     形式として
   校長と特別面談を
してもらわないといけないんです。」


    ここからは

    今年の漢字は

     

     形式


その形式の話しは

来年度すぐに
ヒヨコさんも含めての
校長との面談をすること。


ヒヨコさんが
どんな夢を持ち
どんな未来にしたいか。


あ〜あの校長か…
私が戦った相手。


大谷翔平さんを
例えに出してくる
いい頃合いの年代女性校長。


     そして担任

「中学を卒業したあと
  引きこもりにならないように
      したいんで。」



ツラツラと言われた。


     え?????

あのさ……


    誰に言ってんの?

    
     そんなの
 ヒヨコ本人がいちばん思ってる

   本人を見たこともない
  数回しか私とも会ってない


先生
私に言ってるよね?今?


     だったら
    形式より公式。

私は静かに
先生から一切視線をそらさず
キッパリと言ってしまった。


今は、ヒヨコの活力を
奪わない生きた方を私はさせます。

その際、
拒否観念の強い
制服を着せてまで
学校へ通わなくても
私自身は構わないと思っています。

校則がある決まりの中で
他の生徒が頑張っていること、
重々承知しています。

ある意味、
ヒヨコが自分で決めた

    鎧と言う私服

その通学を許可したのは学校側です。


それでも行った途端に、

その服だと
この教室から出られないと

一瞬でテリトリーの箱に入れたら
矛盾を投げたのは学校側です。

こちらも
ワガママなのは承知してます。

     それでも
   同じ矛盾を与えるなら

    登校はさせません。

    活力は渡せません。


生きる活力が戻ってきたヒヨコ。
何よりそれが大切だ。

   

   大切なのはそれのみ
    むしろ皆無だ。


それでも
担任は
管理職側と
再度会議したいと思います。

言っていた。

そして

高校のことを質問すると

それは少し早い話題だと
言われて驚いてしまった…

     不登校児は
   そんな簡単じゃない。

「残りの1年何かお手伝いできたら」

その言葉は素直に
受け取らなければ……

    くっっ!負けない!


お願いして
頼んでいた
通信制高校の資料を沢山貰った。


「ヒヨコさんみたいに
    完全不登校の子は
通信制も入れる所はあまり無いです」


その言葉を担任から聞いた時

   胸が苦しくなった。

     なぜなら

ヒヨコは
高校という最後の形式に
灯りを見ているから。

   普通の子になりたい。


そう思うのが
不登校をしてる
私の子供の本音。


そして
形式の
成績表と

ママとってキミは1番。

形式の
冬休みの過ごし方のプリント

「ヒヨコさんが入れる通信も
       探してみますね。」

と言われ頂いた高校の資料。

むき出しで渡され

  成績表を真ん中に挟んだ私。


先生二人に見送りをされ

慌てて
帰りの靴を履いた。

こんな時に
履きなれてない靴。

      私は
   深々と挨拶をして

   元気に家に帰った。

  活力が戻ってきたヒヨコ。

  小4のドリルをやりだし
 愛する空の上の人のご家族へ
    毎月手紙を書く


笑って
少し食べて
室内を無意味に走り

それでも
誰よりも生真面目で
本当は学校に行きたい


     普通の子

   に、なりたいヒヨコ。


眼科検診が怖くて
人に触られるのが怖くて
眼鏡屋で泣き崩れた13歳。


     大好きな
    空の人と同じ
  黒ぶちメガネが作れない

   扱いにくい我が子。


それでも愛のこもった
チョコレートアイスを
君は世の中に心に浸透させ

愛のこもった
湯たんぽで1日の冷えを癒やす。


   私も偏ってしまった。


味方も甘えも拒絶するぐらい
  一人で君を育てたかった。


   私はどう生きるのか?


   可愛いヒヨコの為。

   14歳になった君を
   
    普通の子供に
    産み直す為に…


  私がどう生きるのか?


 私の痛みなんてどうでもいい。


サポートしてくれると嬉しいです🥺 元気玉ください🍀