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グラタンに願いを…

     12月になった。


12月が7日も過ぎた…

     長かった……

    ヒヨコの11月は
まるで産まれたての赤子みたいに
液体しか摂れない体になっていた。

まるで産まれたての赤子みたいに
布団に身を包み横たわっていた。

    

   お誕生日おめでとう。


今年はこの言葉を
私は全て飲み込んだ。


「産まれたくて
   産まれて来たわけでない。」


皆まで言うな…よう聞く言葉…


でもね…
私は自分を支えるために
自分に教えてあげる。

そう。
私に何度でも。


私は君が産まれることを
どれだけ待ち焦がれ
逢いたくて
楽しみで
嬉しくて
泣きそうで
逢えるんだ…逢えるんだ…

って。

    うれしすぎた。


私の人生の中で1番の歓びと
幸せな日になったんだよ。

   君は皆に待ち焦がれ
  元気に産まれてきてくれた。


それだけは伝えたい…


そう!

でもそれを
弱ってる子供に言いたがる…

   それが間違っている。

とくにヒヨコの性質を見ると。


そうゆう所が親のエゴだよね。
ウザい!重い!
それも…分かる…

分かるようになってきた…


そんな風に少しずつ
進化した身も心も重いママも。
パパもやってるから
親か…


    それにより
  あえて何も言わない私は


    頭と心と体が
    何一つ埋まらず
    我が芯を失い


もう
諦めに近い愛情で
捨てるような愛情で
ヒヨコを見て見ないふりをして


      見ていた。

分かるけど…


もう…
お願いだから勘弁してよ……
何か食べて……


みるみるうちに
小顔がもっと小顔になる


顔色は真っ白……

肌はカサカサになるヒヨコを
見ているのは

  本当に苦しかった


あらゆる食べ物を私は買ってきた。


もう…誰か助けて…
としか、
思えなかった。


  さすがに辛かった…今回……


児相に逆連絡してもいい?
病院に行こうよ…

もはや時に
これを見てるだけの
私は放置という虐待なんじゃないか…


  かなり追い詰められた。


     情けない。

情けないとは…
こうゆう事か……



ヒヨコにずっと言われていた。

「12月には上がってくると思う」


誕生日さえ終われば

産まれてきてしまった
その数字さえ過ぎてしまえばいい…


   なんて悲しいんだ。


でもそんなこと良いから
早く12月にスライディングしたい!


  不登校とか引き込もり…


そうじゃなくて

あ、
いや、そうです。そうです。


   そこの次元にすら…
      戻れない……


親として
我が子が

「おなかがすかない…

自分でもどうしようもない…」


そんなふうにポロポロ泣き
ヨロヨロになっている姿を
抱きしめることも許されない。
(虐待を養父にされていた為
  人に触れられることを怖がる)


それで ヒヨコは

12月を超えて…
やわらかいチーズオムレツを
たった一口。食べた。

  しかしアイスや甘い物は
   時に異常なほど食べた。


  かなりの食費がかかった。

そして
数日前

「マカロニグラタンが食べたい」

と言ってきた。

私はこんなにも


  市販のルーを使いながら
     

愛を込め
料理をしたのは
初めてだった。

    とろける白い沼に
    赤ちゃんを育てる
     ママみたいに

元気になれ 
元気になれ



想っている自分が怖かった。
情けない。


小さめのお皿だったけど
君の体内に全部入った。

いつぶりの
固形食だったんだろう……

その時も
ヒヨコを助けてくれていたのは

友達だった。
ネッ友からリア友になった子は


わざと12月に入ってから
県をまたぎ、
我が家の敷居をまたいだ。

     ありがとう…


来年の誕生日
少なからず上書きされ…


学校には繋がらなくても
将来には繋がる真実をくれた。


    この件に関しては
      以上です。



あと少しで
中3になってしまう
我が子を…
どうすればいいのか…


シェルター的に引っ越しをしてきた
この家にいつまで住むか…

私はもっと働くべきではないか…


ヒヨコを
もっと引っ張りあげなければ
いけないんじゃないか…


そんな事でキラキラした街が
上手に私を消してくれている。

さて…

   問題はどこからだ……


   本当に辛かったーー








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