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『子どもは「この場所」で襲われる』に学ぶ育児の指針

長女ももう5歳。

子どもが巻き込まれる事件を見聞きするのはいつだって胸が痛みます。最近はそこに「他人事じゃない」不安が加わりました。

あらかじめ備えられることがあるなら知っておきたい。

そう思い、小宮信夫さんの『子どもは「この場所」で襲われる』を手にとったところ、防犯の知識だけでなく、子育てする上で意識したい気付きもあったので書き記したいと思います。

2015年 小学館 小宮信夫 「子どもは「この場所」で襲われる」


防犯も防災もある共通点があるそう。

それは、景観注視力。

「大人の人があの道は危ないと言っていたから」ではなく、なぜ危ないのか、景観からその理由を自分で考えて判断できるようになることが大事。

地震の時はあの高台に避難することになってたから、ではなく海や周りの様子を見てもう少し遠く高いところまで移動しよう、と判断できるように。


自分で考えて判断する。

防犯、防災だけでなく色んな場面で身につけておいてほしい力ですよね。

簡単なようで難しい。子育てにおいては一方的にあれこれ指示してしまいそうになるけど(ジュース飲みすぎちゃだめ!とか)、子どもの気持ちを尊重しつつ一緒に考える姿勢を大切にしていきたいです。


話は少し逸れますが、一年くらい前から「水着ゾーンは娘の大事なところだから人に触らせたり見せたりしちゃだめだよ」と折に触れて伝えてみるけれど、驚くほど定着しません。泣

自分が性被害に遭うなんて、つゆほども想像できないだろうから無理もないのかな。

と思うと、景観注視力を養うには、かなり小まめに繰り返し伝えていかないといけないようです。


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