見出し画像

産後レポ1 娘、病的黄疸でNICUに転院

娘だけNICUのある病院に転院した話。黄疸はよくあることなのに、なぜ転院までしないといけなかったのか。当時、同じような経験をした方の体験談を検索したけれどあまり見つからなかったので、誰かの参考になれば嬉しいなと思い書き記します。


1.出産当日に転院、離れ離れに

産後0日目(産んだ日は0日だそうです)、無事に元気な女の子がうまれました〜と報告したりしていたのに、23 時半頃、看護師さんがやってきて

「黄疸の値が高いのでNICUのある病院に転院します」

……?!?!

1人目出産時に、新生児室で青い光を浴びている赤ちゃんを見ていたので、黄疸は新生児あるあるだと思ってた私。
転院してNICUに入る必要がある、とは……?

全くの想定外な事態に頭がついていきませんでした。


2.生理的黄疸と病的黄疸

後から調べると黄疸には、生理的黄疸と病的黄疸があるそう。
生理的黄疸は生後3〜5日をピークに自然と収まっていき、過度に心配する必要はないらしく、私が認識していたのはこっち。
それ以外のケース、生後24時間以内に症状が出る、症状が長引く等の場合は病的黄疸の可能性があり、詳細な検査や治療が必要になるのだそう。

次女は生後24時間以内に黄疸の値が高くなったため、転院となりました。


3.転院することの影響は家族にも

ここで問題発生。
入院の手続きや話を聞くために転院先に夫に向かってもらうようにと言われたのですが、我が家は核家族、アウェー育児真っ最中。
産後は母に手伝いに来てもらう予定でしたが、母が来るのは翌日。
つまり、今夫は家に長女(4歳)と二人きり。

代わりに私が行きたいと相談したけれど、出産当日の母親に外出許可は出せないと却下され、完全に詰みました。
(仲良しのママ友にダメ元でラインしてみたけど、時間的に既読にはなりませんでした。そりゃそうだ。)

こんな時間に子供を預けられるところなんてないよー!

コロナ禍の最中、子供の来院は渋られたものの、他に方法もなく夫と娘の2人で転院先の病院に向かってもらうことに。
それにしても真夜中に4歳の子を叩き起こして病院に連れて行くなんて……。
(結局帰宅したのは朝4時だったそうです)

そうこうしているうちに、救急車が到着し、救急隊員の方が3人、保育器を持ってナースステーションへ。
産院の看護師さんが付き添ってくれ、次女は転院していきました。
(オムツ一丁で。母子手帳も持たず。ああ、この子は生まれてきたばかりで本当に何も、名前も、持っていないんだなぁと思いました)


4.転院後に病室で一人、考えていたこと

私がお世話になった産院では、母乳は産後1日目から。

お産時出血が多かったこともあり、出産当日はなるべく安静にしているようにと言われ、次女を抱っこしたのは出産直後と搬送前だけでした。もっと抱っこしておけば良かった。

小児科医が常駐していない産院だったため、設備が整いスタッフも多い大きな病院に転院になったという事情もあると思います。
でも、産後すぐに離れ離れになるのは辛かった。
私がNICUに出入りできるようになるのは退院して、PCR検査を受け、陰性が確認できてから。

今私にできること。
会いに行けるようになったら全力でお世話できるように
とにかく母体の回復に努める!
母乳が出るよう頑張る!
そう自分に言い聞かせて残りの入院期間を過ごしました。

続きます。

※2020年11月現在、次女は退院して元気です!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?