誰かを応援することはメンタルに良い Part2

ハッピーハロウィン!…なんていうと思ったか?私は基本的にイベント事は好きだが、きちんとその由来とかを知った上で盛り上がりたいタイプの人間なんですね。だから今夜渋谷でパーリーする人達の何%がハロウィンの意味を理解しているのか、むしろそこに興味がありますよ。

前置きはさておき、誰かを応援することはメンタルに良いという話の第二弾だ。


私が今応援している人、それは大学時代の後輩の女の子だ。初めてエンカウントした瞬間から同類のにおいがしたが、その頃は割と元気だったように思う。しかし私の直感通り彼女はいわゆる社会不適合者だった。

大学生活を続けるうちに彼女はADHDをこじらせ、精神疾患にかかり、トンデモ状態になっていった。この記事では詳細を省くが、実は私の大学生活も全く平穏なものではなかった。

大学に行けず社会になじめず自己嫌悪で泣いている彼女は、まるで過去の自分を見ているようで放っておけなかった。どちらが先にカミングアウトしたかは覚えていないが、彼女から時々相談を受けるようになった。そんな時いつも私は彼女に、当時自分が欲しかった言葉をかけた。彼女はまるで妹のような、そんな存在となっていった。

奇しくも彼女は私がそのころ通っていたメンタルクリニックを受診しており、担当医も同じだった。薬のことについてもたくさん話をした気がする。ADHDの薬についてはいずれ記事にしたいと思う。いま一言言うなら、私はもう飲んでいない。


あまりにも責任感が強く、あまりにも人に優しく、そしてあまりにも劣等感が強い。自分を愛しているが故に周りの人間と同じように振舞えない自分をひどく責めてしまう姿は、本当に私自身を見ているようだった。そして何故だか酷く美しかった。


彼女はアイドル活動をしていた。というより今もしている。可愛くて人の懐にすっと入り込んでくる猫の様な彼女にはとても合った活動だと思った。

大学時代から彼女はミスiDというアイドルオーディションに応募していた。何度落選しても諦めず「ミスiDを後悔させる会」なんてこともしていた。アイドルにはあまり興味が無かった私は、彼女に「頑張れ」という言葉をかけこそしたが、実際に何か行動をすることはなかった。

そんな彼女がある日、社会人になって『普通の人』になれない自分に苦しみながらも、ついにミスiD2021のセミファイナリストになれたと電話で伝えてくれた。彼女がミスiDにかける思い、そしてアイドルというものに対する情熱を知っていた私は、何かできることはないかと考えた。

しかし彼女が電話をしてくれた時はあいにく鬱がひどい状態だった。何をする気力もなく、ご飯を食べることもトイレに行くことも億劫でベッドから起き上がるのも困難だった。…あの時はごめんな。


その後少しメンタルが回復した私は、彼女を実際にどうやって応援すればいいのかを調べた。

簡単なことだった。CHEERZというアプリで彼女の投稿にひたすらハート(ちあ)を送ればよいのだ。もらったハートの総計で順位が決まり、各ブロックの上位2名がファイナリストに選出される。Part1で触れたYouTuberさんの様に漠然としたものではない。

これなら私でも力になれる。

そう思い私は無料ポイント等を駆使し彼女の投稿にハートを送りまくった。私が送ったハートで彼女の順位が上がったときはとても嬉しかった。限界はあるが、少しでも順位が上がれば彼女のことを見つけてくれる人が増えるかもしれない。ファイナリストになってほしいという気持ちよりも私は「普通じゃなくて変わり者の可愛い子を一人でも多くの人に知ってもらいたい」という気持ちでハートを送っている。もちろんファイナリストになってほしい気持ちもあるし彼女の純粋なファンの方には申し訳ないが…

彼女の順位が上がるたび、そして彼女の投稿を見たり読んだりするたびに元気を貰えた。私の創作意欲も上がっていった。なんとなく世界が明るくなった気がした。やはり誰かを応援することはメンタルに良いのだと思う(いい加減に論文を読めという以下略)


彼女の見る世界は普通とは違う。磨けば光る原石だと思っている。どうか彼女を知ってほしい。

https://cheerz.cz/artist/23167


↓個人的に「ハロウィンと女子」などというパリピお題をなんとかクリアしたこの投稿がお気に入りだ



PS:君はもう既に私の光になってるよ。

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