Vol.1 ダイエットから摂食障害に
きっかけはお遊びダイエット
「フィットネスライフを日本中に伝えたい!!」
フィットネストレーナーになりフィットネスライフを楽しんでほしい、伝えたいと思うようになった理由の1つは、“摂食障害”に陥った経験から。
中学2年生の頃、友人と始めたダイエット企画。
元々太っていたわけではなくBMIも20ぐらいで、どちらかというと痩せ型だったが、続々と離脱する友人をよそに、ミルミル痩せ細る私。
当時、ティーン誌のモデルのプロフィール紹介で、同い年の人気モデルが同じ身長で“39kg”という数字を目の当たりにし、その数字を目標に無知の中、独自のダイエットがスタート。
☑とにかく、数字!数字!という気持ちで、1日何度も体重計に乗る。
☑数字を減らすには、とにかく食べないことが1番早いと気づく。
☑カロリー計算を細かくして、可能な限りカロリーを摂取しない。
☑それでも体重が減っていない日は、ビニール袋などを被って、お風呂で汗を出し切ってから、計測。
☑運動はお腹がすくから、できるだけ動かない。
↑ダメ過ぎる、不健康ダイエット法
当時、クラシックバレエを習っていたので
身体の変化に初めに気づいたのは、バレエ教室の先生だった。
5kgぐらい体重が減った頃、それを指摘され気分が高まった。
ダイエットを加速させた夏休み
夏休みに突入した頃、学校に行く必要がない2カ月間はできる限り食べない。食べないと動くパワーがわかないので、できる限り動かない。そんな生活。
夏休み明けに学校に行くと、周囲からの反応は自分の想像とはかけ離れていた。
痩せて美しくなったと思い込んでいた私だが、実際は骸骨のように痩せ細り、触れてはいけないもののような扱いと、心配の眼差し。
当時、摂食障害についてあまり認識の無い人が多く、ただ単にダイエットのし過ぎ!?もしくは夏バテ!?と思われていたし、もちろん私自身は単純にダイエットが成功しただけだと思っていた。
それでも、私はもっと痩せたいという願望が消えず、より加速した。
栄養失調で転落
目標体重であった“39kg”をクリアしたのにも関わらず、ダイエットを続けた。
この頃には、カロリーを摂取してしまったら太ってしまうのではないか…という恐怖心から食事ができなくなる感覚に変わっていた。食べるのは鳥の餌程度の食事のみで、食事会などでしっかり食事をした日の翌日は何も口にしない。など太ることへの恐怖心に縛られていた。
そんな生活も長くは続かず、ある日意識を失って自宅の階段から転落。そして、病院搬送。
しかし、約25年前、摂食障害は誰もが知っている病気では無かったため両親はまず近所の内科へ連れて行った。
そこでは、栄養剤を点滴し、他の病院を勧められた。
勧められた病院でも診てもらうことはできず、また他の病院を勧めらるという、たらい回し状態が続いた。
そんなことを繰り返し、行きついた先は心療内科だった…。
Vol.2に続く→→→
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