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起業の不安を消す⑤ 就職先を見つけておく

「いや、あなたどんだけ起業が不安だったのよ」と我ながらつっこみたくなる「起業の不安を消す」シリーズ。5個目。最初は会社のメンバーから聞かれた質問に答えるかたちで思い出しつつ書き始めたけど、じっくり考えれば5個以上ある気がする。

ただ一旦今回の⑤で終えておき、思い出したらまた書きたい。

先日、古くからの友人が海外移住後(結婚相手の国への移住後)に起業を目指していて、似たような質問「起業に対して不安なのだがどうしたらいいか」という質問をもらったので、多かれ少なかれみんな不安あるよね、と。エクイティ(資金調達)とか考えなくてもまだまだ日本では起業=リスク、というイメージが多いので、起業に不安な人にちょっとでも「なるほどな」と思っていただけると嬉しい。

①〜④はどちらかと言うとマインド的なものが多い。実際、起業ってマインドの課題が9割だと思うけど、とはいえマインドだけかってゆうとそうでもない。先日読んだ『物語思考』(アフィリンクではない)という本にも書いてあって「そうだよね〜〜〜」と鬼共感したのは、起業する際に就職先を見つけておくということ。

起業の不安を消す⑤ うまくいかなかったとき、自分だけじゃなく社員の就職先を見つけておく

これは何も、起業することを黙って就職活動するということではなく「もし起業してうまくいかなくなったら雇ってもらえそうなところを増やしておく」というカジュアルな感じ。「会社辞めました!」とSNSに書いたり知人友人にお知らせすれば、ある程度のキャリアがあれば「うち来る?」という話がいくつか来る。(来るようにキャリアを積む、という前段階は必要かもしれないけど)

そこで「ありがとうございます〜じつは起業を考えてるんですよ〜でもうまくいかなかったら頼っていいですか?」と素直に言っておく。

私がやっていたのは、自分だけじゃなく社員(創業当初から正社員2名が決まっていた)も一緒に引き取ってもらうこと。どちらかというと自分の行く先より社員の行く先を確保しておくと非常に安心。もちろん保証はなく口約束レベルだけど、全くないより気持ち的に安心。

わたしは実際に、日本人ならだれもが知っているであろう大きい企業のマーケティングマネジャーのポジションでオファーいただき、「会社もった状態でもいい」と言われたので確保だけじゃなく実際に二足のわらじを履こうとしていた。しかし手続きを進めていくうちに先方のルールで「ひとり会社だったらいいけど社員雇ってたらダメ」ということがわかり、辞退することになった。「もう社員ごとうち来たら?」と言ってもらえたことがめちゃくちゃな安心材料となったのは間違いない。今はクライアントとして存在してくれていて、本当に感謝しかない。

起業すると、人への感謝や「生かしていただいている」という気持ちがものすごい湧く。

「就職先を見つけておく」は、想像以上にメンタルを安定させてくれるので、特に創業当初から正社員を雇用する人は是非。いろんな人に会って、アピールしていきましょう。


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