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買い物かごめいっぱいの食材で作る、3時間で17品の作り置きレシピ

コロナの感染拡大を受け、多くの学校が休校になり働く親たちは戸惑いを隠せないのではないでしょうか…

中でも、問題なのはごはん

コンビニやカップ麺で凌ぐといっても限界があります。

掃除や洗濯は毎日しなくてもいいとして、ごはんは、ごはんだけはどうにかしなくてはいけない…!!


そこで今回は、家事代行サービスで作り置きの仕事しているナースあさみが、週末に作り置きしておけば平日を乗り切れそうなレシピを考えてみました。

最初は、動画かな…と思ったのですが、工数と食材費がかかってしまうのでイラストとテキストで説明していきますね。

今回は早く記事にしたほうがいいな、と思ったのでこういう判断とさせて頂きました。

そして、付け加えておきますが、わたくしナースあさみ、美大出身の父を持ちながらも美術の成績が絶対評価で2という記録を持っております。

わたしの書いたミッキーマウス、生命体として有り得ないという評価を頂いたこともございますので

そこら辺、どうかいろいろ汲み取って頂くよう何卒よろしくお願いします…!


買い物かごいっぱい=作り置きおかず8~10品の法則

お客さんからよく受ける質問

食材ってどれくらいの量を買っておけばいいですか?

これに対してわたしは、買い物かごいっぱいで8~10品くらい出来ますよとお伝えしています。

ちなみに、サムネイルの写真はいつも伺ってるお宅の作り置き。買い物かごめいっぱいの分量でこれくらいです。

お子さん2人の4人家族でいらっしゃいますが、日曜の夜に作ったら木曜日にはほぼ食べ切るそう。

買い物かごめいっぱいというと、ちょっと多くない?と思われるかもしれませんが

お肉もきのこも野菜も

焼くとめちゃくちゃ縮みます。
水分が抜けるんですね。

たとえば、ほうれん草を1束をナムルにすると、片手一杯分の量にしかなりません。
これが体積と水分のワナ。

お客さんのほとんどが

あんなに買ってきたのに
調理するとこんなに減っちゃうんですね…

と、口を揃えて仰います。

なので、大丈夫!

二人暮らしや3人暮らしだけどみんな少食…ならば、買う量を加減してください。


材料のパターン

ここで、サムネイルと同一ではありませんが、材料のパターンを載せておきます。

・ブロッコリー 1株
・もやし 2袋
・玉ねぎ 4つ
・じゃがいも 1袋(4~5個)
・かぼちゃ 1/4個
・にんじん 3本
・レンコン 1節(にんじん1本と同じ体積くらい)
・キャベツ 半玉
・大根 1/2本
・ピーマン 1袋(4~5個入り)
・ナス 1袋 (手のひらサイズが5本くらい)
・長ネギ 2本
・かぶ 1束(たぶん5つくらいがまとまって売られてるはず…)
・木綿豆腐 2丁
・コーン缶 1つ
・ノンオイルのツナ缶 1つ
・牛豚合い挽き肉 1キロ
・牛肉薄切り or 細切れ 1パック(200gくらい)
・豚バラ厚め 1パック
・豚ロース or 肩ロース 1パック
・鶏もも肉 or むね肉 2枚
・むきえび 1パック
・たまご 10個
・牛乳 1L

結構な量、ありますよね…?


基本の調味料たち

以下、今回の献立で使う調味料です。

・塩
・砂糖
・黒胡椒
・醤油
・お酢
・料理酒
・味噌
・みりん
・ごま油
・サラダオイル
・オリーブオイル
・バター
・白だし
・麺つゆ
・顆粒コンソメ
・顆粒鶏ガラスープのもと
・ケチャップ
・マヨネーズ
・中濃ソース
・オイスターソース
・ガーリックソルト or クレイジーソルト
・パン粉(一応ここに)


あると嬉しい&使える調味料たち

ここからは、あるとグレードアップする調味料たちを。

・ナツメグ
・甜麺醤
・豆板醤
・チューブのしょうが
・チューブのニンニク
・パセリ
・塩昆布
・五香粉


ナースあさみの献立例

ん~…

IllustratorとPhotoshopが使えない昭和生まれのナースあさみ。
試行錯誤した結果をまずは見て欲しい。

こちらです。

どんっ

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もう…がんばって拡大してみてくれ…
シェアもコピーも大歓迎です。
情報量が多いというクレームは受け付けません!


以下、あさみ的料理のポイントだけ列挙していきます。


片手鍋とフライパンがあればOK

わたしは基本的に、お仕事における作り置きではこの2つしか使いません。

もちろん、お鍋はたくさんあることに越したことはないんですが、そんなに管理できません…洗うのめんどくさい…お鍋置いておく場所ない…

そして、多くの日本家庭のキッチンの五徳は3つ。大きなフライパンと片手鍋を置いたら、ガス周りはそれだけでパンパンなはずです。

そのため、この2つを使い回しておかずを作っていきます。


菜箸、木べら、おたま、穴あきお玉があれば十分

つづいて、使うアイテムたち。

トングやフライ返し…いろんなアイテムが眠っているキッチンですが、仕事ではこの4つしか使いません。

理由はお鍋と一緒。

穴あきお玉がない時は、お鍋のときに掬う大きいスプーンや揚げカス取りを使います。


洗い物がきらい

プロセスを読んでいただければわかると思うのですが、油ごとに工程を区切っています。

ごま油使ったあと、オリーブオイル系のものを作るとなんとなく中華の風が吹いちゃうじゃない?
それを避けるためです。

けれど、洗い物は極限まで減らしたい…
ということで、油ごとに区切ってるというワケ。

例えば、ハンバーグの油。

かぼちゃを揚げ焼きしたあと
そのままキンピラに突入してます。

前に使ったかぼちゃの味付け、ガーリックソルトの風味がしちゃうかもしれないけどいいの

って思う人がいるかもしれませんが、別にしても良くないですか…むしろおいしい気がする…

続いて、そのまま牛丼の元にも向かうわけですが、キンピラで鍋肌についたレンコンやにんじんの甘みが牛肉についたとして、なんの問題があるんですか…むしろおいしいと思いませんか…

というスタンスです。

もちろん、気になる方は都度フライパンを洗ってくださいね。


目指せ7割

家事代行の作り置きでお客さんからお金を頂いているわたしが言うのも気が引けるのですが、わたしの料理って普通なんです。

レストランでおいしいものを作ることではなく、そこそこ食べられるものを10品以上つくることを最優先にしているから。

玉ねぎが焦げたっていいの
千切りが拍子切りになってもいいの
ハンバーグが生焼けだったらチンしたらいいじゃない

だって

家族はお客様じゃないから

これ、たしか有賀さんも前に仰っていたんですが、わたしからも改めて声を大にして言いたい。

家族はお客様じゃありませんよ~!
まずいって言われる筋合いないんですよ~!!
なら、お前が作れ or 外で買ってこいって言っていいんですよ~!!!

おうちのごはんなんて
人間が食べられるレベルのおいしさで
安全であればいいんです。

シリコンスチーマーでもやしチンしただけでもいいし
きゅうりと竹輪を切って並べるだけでもいいんです。

人間の生命活動が続いていくことがいちばん。
その上での、おいしいなんです。


ただね

蒸し鶏には熱したごま油をジャっとかけて食べるとビールが止まらないし

マッシュポテトにコンビーフを混ぜたら無限だし


おいしいを極めていくって
こういうことの積み重ねだと思うんです。

いまは外での活動が制限されているように感じるかもしれませんが、見方によってはおうち時間を充実させるチャンス。

食いしん坊な人はもちろん
そうでない人も
おうち時間と縁を結んでこなかった人も

自分のおいしいを見つめてみると
QOLが爆上がりします。


今回の献立やプロセスが
誰かの暮らしを少しでも
明るく照らしますように。



貴重な時間を使い、最後まで記事を読んでくださりどうもありがとうございます。頂いたサポートは書籍の購入や食材など勉強代として使わせていただきます。もっとnoteを楽しんでいきます!!