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群馬県桐生市に「きりゅうアート工房」を開設、本格的な製造を開始~県内4拠点目の工房、廃棄する繭をシルク配合せっけんにアップサイクル

パーソルダイバースは2023年3月27日、群馬県桐生市に「きりゅうアート工房」を開設、5月26日より本格的な製造を開始したことをお知らせいたします。


せっけん製造作業の様子

【きりゅうアート工房の概要】

群馬県桐生市巴町2丁目1832番12 (JR両毛線 桐生駅より徒歩3分)
責任者:きりゅうアート工房 マネージャー 青木 孝明
事業内容:せっけん製造 従業員数:12名(うち障害のある社員 4名)※2023年5月1日時点

■背景:群馬県内で、地域と連携した障害者雇用創出事業を展開


障害者雇用率(法定雇用率)が2026年までに段階的に2.7%へ引き上げられ、雇用が拡大すると見られる一 方、障害者求人は大都市圏中心地に集中しており、その他の地域では、障害者が応募できる求人はまだまだ少 ないのが現状です。

パーソルダイバースでは地域の方々や自治体と連携し、現在、群馬県内に「とみおか繭工房」「Merci Cocon & Café」(富岡市)、「まえばし彩工房」(前橋市)の3拠点を運営しています。このたび県内における障害者雇用 の更なる拡大を目指し、群馬県南東部からも通勤しやすい桐生市内に「きりゅうアート工房」を開所、2026年 3月までに20名を超える障害者雇用の創出を目指します。

■これまでの取り組み:養蚕業を継承。障害者雇用創出とゼロエミッション実現目指し評価


「とみおか繭工房」では、高齢化が進み平均年齢70歳以上と担い手不足が課題となっていた富岡市の養蚕業を 継承すべく、市内の耕作放棄地を借り受け、3ha超の桑園を管理し、養蚕や養蚕の6次産業化に取り組んでいま 外観 せっけん製造の様子 す。また、富岡倉庫2号倉庫の利活用を目的に、「Merci Cocon & Café」のショップを運営し、絹糸を使用した 織物やマスク、アクセサリーなどの雑貨を販売、6次産業化と同時にゼロエミッションを目指す取り組みを行っ てきました。「とみおか繭工房」はこれらの取り組みが評価され、農林水産省が主催する「令和3年度 6次産業 化アワード」にて大臣官房長賞を受賞しています。

■今後の取り組み:障害のある社員が廃棄繭からシルク配合せっけんにアップサイクル



「とみおか繭工房」で生産した繭はJA甘楽富岡へ出荷後、一般社団法人富岡シルク推進機構(群馬県富岡 市)の厳正な品質検査を受けています。純国産の高品質な富岡シルクブランドとして国内だけでなく世界各国 でも様々な製品として活用されています。 しかしながら、小さな繭や汚れた繭、繭の表面を覆っている毛羽などは絹糸として使用できないため、通常は 廃棄されてしまいます。出荷できない繭や毛羽の汚れを一つ一つ取り除き、「きりゅうアート工房」でシルクた んぱく成分の抽出を行い、日用品雑貨として成分を活用するなど、養蚕の6次産業化とともにアップサイクル する取り組みをスタートします。「きりゅうアート工房」では障害のある社員が抽出したシルク成分配合のせっけんを製造し、今後パーソルグループ各社のノベルティとして主に活用するほか、「Merci Cocon & Café」の ショップなどで販売いたします。パーソルダイバースでは今後も、地域における障害者雇用機会の創出と、ゼ ロエミッションによるSDGsへの貢献に向けて取り組んでまいります。

詳しい内容はこちらのニュースリリースをご覧ください▼
【2023/5/30】


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