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11/25 Nadja(下北沢ERA)

ということで明日のナージャならぬ2日目のNadja。

1日券で3500円なのに2日券は5000円でチョーSだぜ!なんて脳死でポチポチ予約が完了した直後に「あ、そういやpungent stenchと被ってる…」なんて絶望しちゃったよね。

僕が到着したのは12:50。
昨日の22:00終演からの帰宅→飯→寝る→起きる→レッツラゴーゴーのハードスケジュールをこなしながら下北沢ERAに到着。
前座の客寄せパンダがいない反動かフロアにはテーブルやベンチ椅子が配されていて、50人ぐらいしか来ていませんでした。昼間だしジャンルがジャンルなので仕方ないけど。

ステージには「sunn o)))」のバンドロゴシールが貼付されたスピーカーが穢土転生みたく5台配置されていて、バンドセットは後方に用意されている言わば前座の様式美ともいえる光景を垣間見えた。

●From the shadow of the throne spreading to infinity
観るのは2回目。
So hideousの前座で観たっきりだけど、あの時は会場の関係で絶望的に音響が悪くてストーナーメタルだと勘違いしちゃった。

なんでもいいけどよォ 会場はあの下北沢ERAだぜ
あっ、最強だこの人…

下北沢ERAってかなり音響が良いんですよね。ベースやバスドラで音が潰れてようが、音の分離が良い会場なのでリフの音は明瞭に聴こえてくるわけで、このバンドも御多分に洩れず。
ドゥームゲイズらしい肌質の轟音にスラッジやストーナーの意匠も含まれたリフがオーディエンスに40分ほど雪崩れてくる。音楽性はブラックゲイズとスラッジの狭間だけれどもHEXISやCelesteとは違うInter Armaに類似した重厚感を漂わせたサウンドをオーディエンスに照射している。

40分ほど演奏後にNadjaの2人が登場。

●Nadja
今回は2016年にリリースされたSvの再現という特別ライブセットによりFrom the shadow(以下略)が骨子となり、インダストリアルな匂いを漂わせながらもポストブラックへの造詣の深さも魅せつけるようなサウンドを40分前後演奏していました。

SVの再現が終わるとFrom the shado(以下略)が退場し、Nadjaの独壇場となるわけだが、スペースナイズドされた前日と違いスラッジ/ポストブラックの耽美な退廃感に満ち溢れた空間系の音を奏で続けていた。ライブ・パフォーマンスは前日と変わらずベースが後方を向きながら黙々とベースの重厚感を足していき、スコット・イアンみたいなギターがひたすら神経に直接触れてくるようなノイジーなリフで独特な空間作りに邁進している。前日と違ったのはベースの音圧がちょっと下がって音響が良かったこと。(どうやらサウンドテストは5分で済ませたらしいが)

アンコールは前日と似たようなスペースナイズドな雰囲気のドローンを演奏。終演後は軽くお辞儀をして退場。

真っ昼間に終わったので下北沢のディスクユニオンでCDを発掘したり揚げドーナツの上にソフトクリームが乗っかったスイーツを食べたりしてブラブラしてました。

圧巻のライブでした。

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