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ADHD社長の散らかった部屋へようこそ

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ADHD(注意欠如・多動症)である私の散らかった思考がそのままマガジンになっています。日々書かれることに一貫性はありません。
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記事一覧

50歳の処方箋 歩きは早さより「質」

早く歩ける人は健康寿命が長い。ウォーキングと言うと、グイグイワシワシ、せっせと早くのがいかにも健康的だ。視線はしっかり前に、上から吊り上げられるよう背筋を伸ばし、腕を振って歩幅は大きく。地面を踏みしめ前に蹴りだすように歩く。 だいたいこういうのがよいとされている歩き方だ。世に出ている指南本にもおおかたそう書かれている。けれど、私は腕をしっかり振ったりしないし、地面も蹴らない。となると、あまり早く歩けない。やってみてもらうと分かるんだが、地面を蹴らないと人は早く歩くことができ

50歳の処方箋 質のよい睡眠のため

睡眠は大事だ。寝ている間に体が修復、よりよくリセットされる。 理屈では分かっても、寝てる時って自分の意識がない、まあ、気絶してるみたいなもんだ。そうなると睡眠って「無駄な時間」なのでは。起きている時間のほうが価値があると思ってしまう。果たしてそうだろうか。 自分という生き物は物体であり、それを運用すると考えてみよう。例えば私は工場である。稼働している時間は多くの器官が働く。あらゆる細胞が行ったり来たりする。口からは大量に食べ物が流れ込み、胃袋が筋肉でモリモリ消化をする。液

50歳の処方箋 胃袋は筋肉

2023年は特に年度目標を掲げてなかったが、結果的に「体メンテ」の年になった、 1月 コケて膝を3針縫う 2月 黄斑円孔で目の手術 4月 ADHDと診断される 6月~9月 ADHDの薬で睡眠障害 7月 歯科で食いしばり治療開始 8月 歩行を学び始める / 遺伝子検査 コケて膝を縫うのは対処療法だ。何も改善せずにいればまたいずれコケるかも知れない。コケる度に病院へ行って縫えばいいのかと言えば、当然違うだろう。コケないような体にすることである。 では、なぜコケるのか、コケた

50歳の処方箋 早く歩くと健康になる?

人はだれでも歩く。私の妹の旦那さんは車椅子を使っているから「誰でも」って言うとそれは違うんだけれど、それでも、まあ、人はだれでも歩く、と言って差し支えないと思う。女の場合「きれいな歩き方」というページをかなり早いうちからファッション誌で目にするので、きれいにかっこよく見える歩き方に10代のうちから取り組んでいたりする。例えば「背筋を伸ばし、上から釣り上げられるような意識で一本の線の上を腰から前に進むように歩く」と言った風だ。 確かにそういった歩き方は美しいかもしれないが「日

50歳の処方箋 歩き方を直す

体というのは色んなところがつながっている。舌の体操をするとき、舌を回すだけでなく背中の筋肉を伸ばす体操を一緒にするのも、背中の筋肉が口の中に作用しているからだ。どこかに症状が出たからと言って、症状の出た部位に問題があるわけではない。結果としてそうなったわけで、原因はもっと別のところにあるものだ。 噛みしめ、食いしばり、噛み合わせ不良、そして腐った歯根が顔の歪みの原因である、と、口腔メンテを開始したわけだが、私は同時並行で「歩き方の改善」というのを始めた。きっかけは間違ったウ

50歳の処方箋 病を口から防御

私の口腔内における諸問題をまとめてみた。 歯の問題 ・奥歯の根元が折れて腐っている。 ・そこから気づかない程度に口内に滲み出ている膿のせいで、他の歯にも菌が伝播しており、歯を磨いても菌の危険が常にある。 ・根元に溜まった膿が血管内に吸収され、血液とともに臓器に運ばれ内臓に負担がかかっている。 ・これが原因で糖尿病になる可能性もある。 ・歯周ポケットが深い(折れている歯は9mm、ほかの奥歯も4~5ミリある場合も。前がなどは2、3mm) 噛みしめ・食いしばりの問題 ・寝ている

50歳の処方箋 舌という筋肉

私は舌回しの体操を始めた。右に10回、左に10回くるくると舌を回す。そのあとボクシング体操というのを2種類教えてもらい、それぞれ「えい!えい!」と30秒やる。全部やっても2分くらい。夜もやるから1日に4分舌体操をすることになる。 ところで、ADHDというのは続けることがものすごく苦手だ。最初はかなり一生懸命やれるけれど、それを何年もやる、というのがもう無理だ。今まで生きてきて続けられていることなんて、食べること、寝ること、排泄することぐらいである。それ以外はほとんど途中でや

50歳の処方箋 首からもう歪んでいる

こんにちは。元気になってきたので投稿続きます。「黄斑円孔闘病記」の続きも書きますのでお待ちください。すみません。 元気になるには元気のもとが必要だ。エンジンが動くのに燃料がいるのと同じで、人間が元気よく活動するには食べることが必須である。人は食べたものでできている、と誰かが言っているように、食べたものが体を直し、体を作り、活動するためのエネルギーを生み出す。 食べるには健康な歯が必要だ。まあ入れ歯でもいいのかも知れないけれど、私はクリスプなもの、カリカリしたものや、ばりぼ

50歳の処方箋 -歯の部-

ADHDというのは、続けることが苦手であるわけなんだけど、さて、50代というのは今まで続けてきたことが大きく形になって表れる年代でもある。ある日自分の写真を見て思った。 ありゃ?なんか右と左で顔が違うんじゃない? ポテチをむさぼり食う私。撮られることを意識してない、まことに間抜けな写真なのだが、だからこそ普段の顔が赤裸々にあらわれている。写真を撮るとなると顔を作るし、鏡を見る時ですら意識して顔を作る。それが人というものだ。だから、この気の抜けた写真は本当に人から見えている

50代の処方箋

みなさん、こんにちは。私はちょっと元気がでてきましたよ。こないだニュース見たら「新幹線大爆破」という1970年代映画がリメイクされる記事が出てて(そういやこの映画レビュー書いたなぁ)と思い出し、引っ張り出してきました。 その記事にこんなくだりあるんですね。 ……….. ところで、この映画の中で、犯人を捕まえるための会議が何回もあるんだけど、こんなセリフがあるの。ちょっと聞いてくれるかしら。 1970年代で50歳は老人なのよ。今と違って当時は20歳過ぎたら女は結婚の話が

ボロ宿旅に持って行くもの 9選

旅に何を持って行くかというトピックを乱暴に決めることはできない。例えば、春に車で近場の温泉へ一泊旅行へ行くのと、冬場に東北へ2週間行くのとでは、持って行くべきものが違って当然だろう。今回、ちょうど旅の途中なので、持ってきているものを紹介したいと思う。このところの精鋭グッズなので、結構自信をもって紹介できるはずだ。 その前に、私の旅スタイルを知らせておきたい。まず、旅行に持って行くのはリュックでキャリーカートは使わない。2週間の旅行でもリュックひとつである。宿泊先はどうしても

ADHDの旅準備 カードで忘れ物防止

旅に出る際に考えるべきことは何を持って行くかではなく、何を持って行かないかを決めることである。 これは、旅の日数、季節、目的によって大きく変わるので、その都度決定しなくてならないが、旅を重ねていくことで段々洗練されてくる。旅の準備というのは、前もってできるに越したことはないが、そもそも日常使っているものを持って行くことも多い。充電器やガジェットの類は出発直前まで使っていることも多いため、荷造りは前日、なんなら当日になってしまう。すると、ケーブルを一本忘れたりもする。 では

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旅を仕事にする

今、恒例の東北湯治旅に来ている。私は年に何度も旅に出るんだけど、遊びで行っているのではない。旅はれっきとした仕事で6つも目的がある。 では順番に説明していこう。 1.武司くんが作る本の取材同行、記録担当として。 最近武司くんは本を作ることに熱中している。やっぱりウェブ上では色んなものが消えてしまうし、届く人がそもそも少ない。というのがその理由のひとつ。それで、最近は本というかZINEを作成して販売している。私も記事を書いたり最近ではイラストを入れることもある。 2.観

ADHDの人間が一番信用してはいけない人物

ADHDの人間が一番信用してはいけない人物、それは紛れもなく「自分自身」だ。 ADHDというのは自分自身を信じやすい体質でもあると思う。少なくとも私の場合はそうだ。それでうまくいったこともあるもんだから自分への信頼度が高い。自分すげえ!と思ってたりする。自分はきっと「何者か」なんだ!フンフン!と鼻息が荒かったりする。それなのに、自分を信じていつも失敗ばかりだ。 例えば、今日仕事へ行くのに持っていくものがあるとする。弁当や書類だったり、返す本、店に持っていく補充の在庫なんか