もはや生きてるだけで政治的だ

　Twitterではなるべく政治的なことを呟かないようにしている。というか放っておけば延々と床屋政談で日が暮れてしまいそうな毎日だ、右だの左だの上だの下だのは言いたくない。お客さんの中にもさまざまな思想があるだろうし、ぼくの主張が気に食わないからといって作品まで嫌いになられたら、たまったものではない。

　と、言ってた日々が懐かしい。いまや「政治的なことは書かない」というだけで、ものすごい勢いのある政治的スタンスの提示になってしまった。

　ぼくは消費税には反対だ。そして公共事業には金を湯水のように「使え」と思っている（今のように「公共事業のふりをして懐に溜め込んで何も作りません」という、クールジャパン事業みたいなインチキ詐欺行為のことは果てしなく嫌いだ）。とにかくバルブの反省を活かして「後に残るもの」「日々のメンテナンス」に金を使ってほしい。とにかく国内にだ、国内に金を使え！！ は？ 病床を減らす？ なんで？ 増やせよ！ 医者にも看護師にも介護士にもとにかく金を出せ！公務員の給料も無限に増やせ！ 質の良い教師が週3日で交代して働けるようにジャブジャブ金を投資しろ！ と、思っている。でもそうはならなかった、ならなかったんだよ。